宝塚とは違う世界にドギマギ 愛加あゆが心境を告白!

2015/06/30 05:00 配信

ドラマ

役作りや映像の世界の難しさについて語る愛加あゆ(C)ドラマ「シメシ」製作委員会

MBS・TBSで放送中のドラマ「シメシ」のレストラン「ボンビーブル」のオーナー・池山樹理役として出演中で、宝塚退団後連続ドラマにレギュラーとしては初出演となる愛加あゆに今作への思いや役作り、今後の展望について聞いた。

――人生の岐路に立たされている人のみ招待されるというコンセプトのドラマですが、ご出演が決まった時のお気持ちはいかがでしたか? またレギュラーとしては連ドラに初出演ということですが、これまでとどんな違いがありますか?

うれしいのとありがたいのと頑張らなきゃなっていうのと、とにかくいろんな思いでした。以前、ゲストで1度ドラマに出演した時は、とにかく緊張していて、自分のやるべきことを必死に取り組むっていうことのみで終わってしまったんですけど、今回は緊張しながらもこの機会に映像の世界のことを学ぼうって思っていたので、始まってからは皆さんの動きとか演技を見学しつつ、勉強させていただきました。

これまで経験してきた舞台の稽古では、当たって砕けろというか、何度も挑戦できるんですけど、映像は一発で決めるのが当たり前で、それぞれが準備してきたものを合わせる場なので、違いはすごく感じました。

――役作りのためにされたことはありますか?

毎回、招待されている方の悩みや葛藤は全く違うんですけど、でもその場に来て最終的に皆さんが勇気というか、新しい自分に生まれ変わって、一歩踏み出そうという気持ちになっていくというのは、レストランにいる間だし、それを担っているのは私たちなので。私は料理は作らないんですけど、オーナーとして温かく包み込めるような空気を出せたらなと思って演じました。

――オーナーという役柄ですが、ご自身とのギャップは感じませんでしたか?

初めにオーナーって聞いた時は、クールでキリッとっていうイメージなのかなって思っていたんですけど、でもそういった雰囲気というより、芯をしっかり持っている女性だと思うので、そこを出していけたらなと思って演じました。

それに特殊なレストランだし、おじいさんの代から引き継がれているという設定なので、店を経営っていうよりも人の心をどう変えられるか、癒やせるかということを表現できればいいなって思いました。

――もし、あのレストランが実在したら行ってみたいですか?

行ってみたいですね! 値段はいくらぐらいなのかも気になりますよね(笑)。

――あのレストランではありませんが、愛加さんが落ち込んだ時にこれを食べたら元気が出るっていうものはありますか?

母の手料理です。私が体調崩して、母が看病に来てくれる時は必ずハンバーグを冷凍していってくれて、それは本当に元気が出ます。あと地元の富山のおすしかな。帰ったら絶対に行きます!

――ドラマに出てくる料理は食べましたか?

1話で出てきた「煮込みハンバーグ」は食べられなかったんですけど、3話で出てきた「オムライス」は食べられました。すっごくおいしかったですよ! でも最後に紹介される「まかない飯」は食べてないんですけどね。でもすっごくおいしそうなんで、食べてみたいです。

――1話が放送されて周りの方の反響はいかがですか?

ツイッターでは告知してたんですけど、宝塚時代の人から「テレビ付けたらあゆっちが出てた」って言われたり、「いいドラマだね」って感想を言ってもらえたりしてうれしかったです。

――シェフ役の村上淳さん、セカンドシェフ役の林遣都さんお二人と共演して、どんな印象をお持ちですか?

村上さんはとにかく“淳さん”オーラを放っていて、普通の人にはない何かを感じました! でもすごく優しくて、私が緊張してNG出しちゃった時も「大丈夫、ぜんぜん気にしないで」って言ってくださって。

林君は、長ぜりふで料理の説明をするシーンがあったんですけど、全然苦労を感じさせないし余裕にこなしていたので、すごいなって思いました。

――収録の合間は皆さんとどんな話をされていたんですか?

村上さんが宝塚に興味を持ってくださって、未知の世界だからかシステム的なこととか、衣装とか、いろいろなことを聞かれました(笑)。

――今作でナレーションにも挑戦されていますが、いかがでしたか?

ナレーションは楽しくできました。昔、放送部だったのでなんだか懐かしくて。すごく楽しかったです!

――ドラマの見どころと、注目ポイントをお聞かせください。

見てくださった方一人一人に、思い出のご飯ってあると思うので、このドラマをきっかけにそれを思い出してエネルギーとなっていったらいいなって思います。また、見た後に気持ちが温かくなるというか、前に進んでいけるような気持ちになっていただけたらうれしいです。

――これまでは宝塚という世界で舞台に挑戦されていたと思いますが、今後はどんな役、どんなことに挑戦されたいですか?

和物が好きなので、着物を着てお芝居をしてみたいですね。時代劇とか。映画にも出てみたいです。でも舞台も大好きなので、舞台にも出たいし、この間バラエティーに出たらまた違った世界ですごく楽しかったので、今はとにかくいろんなことに挑戦していきたいです!

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