大杉漣が独自の“スポーツ哲学”披露「曖昧でOK!」

2015/06/27 09:17 配信

芸能一般

WOWOW「海外スポーツドキュメンタリー特集」で ナビゲーターを務める大杉漣

WOWOWライブでは7月5日(日)に「海外スポーツドキュメンタリー特集」を放送する。

各競技で世界のトップに上り詰めたスタープレーヤーたちを追った海外制作のドキュメンタリー5作品を日本初&一挙放送し、日本でも人気のコービー・ブライアント(NBA)、ケビン・デュラント(NBA)、クリスティアーノ・ロナウド(サッカー)、マイク・タイソン(ボクシング)、ウイリアムズ姉妹(テニス)の激動の半生に迫る。選手本人への密着取材や独占インタビュー、関係者の証言から、華やかなプロスポーツ界の第一線で活躍し続けることの厳しさ、苦しみが伝わる内容となっている。

そして、番組のナビゲーターには自らもサッカーやテニスを趣味とする大杉漣が決定した。

大杉は「世界のスポーツを“LIVE”で観戦する時代に、なかなか触れる機会のなかった彼らの“LIFE”に触れることができ、なんだかワクワクしています。もちろん視聴者の方々にも共感していただけるよう、ナビゲートできればと思っています」とコメント。

内容はまだ見ていないという大杉に、出演シーンの撮影中に楽しみにしているポイントを尋ねると「非常に分厚い内容になっていますよ! 一挙放送で8時間ですって。WOWOWでなきゃできないこと。快挙というより、暴挙ですよね(笑)」と笑わせた。

その一方で「一流選手にはいろんな苦しみや、精神状態を乗り越えていく力がある。“晴れの舞台”に行くためにどういう過ごし方をするのか。すさまじい努力をしているアスリートの、いろいろな苦しみがたくさんちりばめられているでしょうね」とスター選手のピッチ上で見せない人間性が見られることに期待を寄せる。

話題がウインブルドンテニス出場目前の錦織圭選手になると「彼は、表情も変わってきて、たくましくなってきていますよね。恐れがないというか、“まだ見ぬ自分”が楽しみで仕方ない様子。インタビューを見ていると、負けても失敗してもちゃんと自分の言葉で自分を戒めて、次に進もうとしている。悔しがるんだけど、それも使命と受け止めてステップアップしていく姿に大きな勇気や励みをもらっています」と敬意を表した。

プレーヤーとしても観戦者としてもスポーツを愛する大杉。「僕は、アメリカの詩人W.H.オーデンの『見る前に跳べ』という言葉を大切にしています。今の時代、結果に白黒がはっきりついていないとなかなか前に進めないことが多い。でも、曖昧だっていいんじゃないかなと思うんです。だって、自分のことなんて分からないじゃないですか。

結果を出すことに固執して、考えてばかりで身動きを取れなくなるより、思いきり“現場”に自分の身を置いてやってみよう、と。そこでリアルに動く自分の感情ときちんと向き合うことが大事じゃないかな。答えは出なくても、自分の気持ちに手間を掛けてあげる。

スポーツには、転んだら痛いとか、仲間とぶつかりあったりとか、現場に行けばプレーヤーでも観戦する側でもそれを感じることができる。考えているだけでは気付けない感覚を学べる場所の一つだと思います」と“大杉哲学”を披露し、報道陣や収録スタッフをうならせた。

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