ガールズ・ロックバンド「LoVendoЯ」(ラベンダー)が7月1日、シングル「いいんじゃない?/普通の私 ガンバレ!」でメジャーデビュー。東京・池袋のサンシャインシティ噴水広場でリリース記念イベントを行った。
LoVendoЯは、元モーニング娘。の田中れいな、オーディションで選ばれた岡田万里奈、魚住有希、宮澤茉凜の4人で'12年に結成。11月に東京・中野サンプラザ公演でお披露目された。
これまでミニアルバム3枚をリリースし、単独ツアーやイベントなどに出演。結成から約2年半でメジャーデビューを果たした。
イベントではメジャーデビューシングルの「いいんじゃない?」「普通の私 ガンバレ!」など4曲を披露。モーニング娘。卒業後、噴水広場でのイベントは初となる田中は「モーニング娘。のころには立たせてもらえてた場所だったけど、ラベンダーで立つことは絶対にないと思ってたの。だから、モーニング娘。の時に『きょうが最後か』って思ってやってて…。まさか(また)ここに立てるとは思ってなかった」と噴水広場への帰還に感慨深げにコメント。
さらに、つんく♂からのメジャーデビューを祝福する手紙を読み上げられると、「ラベンダーを始めるきっかけをくれたのがつんく♂さんだったけど、ずっと関われてなかったんです。れいながモーニング娘。を辞めて地元に帰るって言ったのを、『バンドやってみよう』って言って止めてくれて。『つんく♂さんの歌をずっと歌っていきたいです』って言ってから2年間くらい離れちゃったけど、メジャーデビューっていう大事な時に、つんくさんがまた関わってくれてすごくうれしい!」と感謝していた。
また、今後の目標を聞かれ岡田は「ポップス界のマドンナ! ちょっと言い過ぎたかもしれない…(笑)。『釣りバカ日誌』のマドンナ目指して頑張ります!」と大胆に宣言。
一方、宮澤は「私自身、紆余(うよ)曲折ありながら頑張ってまいりました。私は宮城県出身なんですが、オーディションの時に時間を間違えて、もしその時に審査員の方が牛タンを食べに行かなかったら、私はいなかったんですよ。牛タンが田中さん、岡田さん、魚住さん、こんなすてきなメンバーと出会わせてくれて、そしてここにいる皆さんと出会わせてくれて本当にうれしいです!」と告白。初めて聞く裏話にメンバーは驚き、岡田は「ごめんなさい、端的にまとめてしまって」と自身の大胆な発言を後悔(?)していた。
魚住は「LoVendoЯの曲も書かせてもらっているので、ニュースのテーマソングなど皆さんの耳に届きやすいところでラベンダーの曲を披露できたらいいなと思います」と意気込み、田中は「モーニング娘。を卒業した日本武道館に、ラベンダーで立てたらいいなと思います。れいなの思い出の場所に、この新しいメンバーで立てたら最高なので頑張ります!」とアピール。
イベントの最後に、岡田は「7月25日(土)の東京・渋谷eggmanを皮切りに全国ツアーがスタートします。メンバーで話し合って曲を作るなど、仲良くなって会話が増えたからこそできる曲作りをして、見せていけたらいいなと思っています!」とファンにメッセージを送った。
イベント後の囲み取材で、田中は「再デビューするようなOGの先輩はいないし、バンドでっていうのはれいなが初なのですごくうれしい。ことしで26歳なのに、また夢を見られるので、人生って楽しいことがいっぱいあるなとウキウキしています」と、2度目のメジャーデビューに大喜び。
また、メンバーも「みんなの仲が良くなったタイミングでメジャーデビューできてうれしいです。花のラベンダーの知名度を越えるくらい、いろんな人に知ってもらいたい!」(岡田)、「ずっとバンド活動をしていたので、メジャーデビューは夢でした。これからもどんどん頑張りたいと思います」(魚住)、「これからは互いに切磋琢磨して、高め合っていけるようなグループになっていければと思います」(宮澤)と、それぞれメジャーデビューについて語った。
「普通の私―」の作詞を担当したつんく♂について、田中は「今、田中れいながここにいるのは全部つんくさんのおかげ。れいなが地元・福岡に帰る、一般人になるって言ったのを引き止めて芸能界に残してくれた恩人なので、そんな方にメジャーデビューという大切な時に歌詞を書いてもらうという形で関われてすごくうれしい」とあらためて感謝。
その田中は、LoVendoЯ結成時を振り返り「まだモーニング娘。と両立していたころだったので、モーニング娘。がメーンでラベンダーは趣味みたいな気持ちだったんですよ。モーニング娘。のメンバーと毎日会っていて『そろそろ顔を合わせたくないな』っていう時に、土日はモーニング娘。のライブ、月火でLoVendoЯのライブだったので、(LoVendoЯは)みんな大人だし普通の女子トークができるのがすごく楽しみだったんです。でも、メンバーは芸能界のルールを知らないから『また1から教えなきゃいけないのか…』って、だんだんストレスを感じてきて。1年半たってやっと心を開きました。(ライブのMCのために)とりあえずボーカルのオカマリ(岡田)の性格だけは知っておこうと思って、話すようになりましたね。それでメンタルが強いのが分かったから超イジってやろうと思ってMCでやり始めたら、お客さんも『おい、岡田』みたいになって。お客さんとも一体になれたし、今はすごく楽しいです」と爆弾発言。
さらに田中は、宮澤が世間で“美人過ぎるギタリスト”と呼ばれていると聞いて「マリン(宮澤)は顔で入れました。初めはツインボーカルにギター1人で3人チームの予定だったんですよ。でも、姉さん(魚住)はすごく楽しそうに弾いてて捨てがたいって、大人との話でなったんです。で、れいなは『この子(宮澤)の顔は捨てがたいと思うんですよね』って言ったら『入れちゃおうか!』ってなって、ツインボーカル、ツインギターになったんですよ」と、さらなる問題発言(?)も。
最後に田中は、目標の日本武道館公演について「死ぬまでに! れいな、こう見えて本当にメンタル弱いんで、『ここまでに』って言ってできなかったら嫌なので(笑)」と照れくさそうに目標を語った。
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