ドラマ「表参道高校合唱部!」(毎週金曜10:00-10:54、TBS系)の出演者にリレー形式でインタビューをするSmartザテレビジョンオリジナル連載企画。
第2回の前編では、学年一の人気者で人当たりの良い性格から、転校生の真琴(芳根京子)を気に掛けてしまうクラスメート・夏目快人を演じる志尊淳を直撃。
「何で快人ってここまでいいやつなの!?」と驚く志尊に、自身の役どころや共演者とのエピソードを語ってもらった。
――演じる快人の役どころについて教えてください。
従来の“スクールカースト制”って、1軍と呼ばれる人たちはツンツンしているSっけの強いタイプが多く描かれていると思うんですよ。でも僕が演じている夏目快人は、全くそうではなくて人懐っこくて人当たりも良いし、優しくて面白いタイプなんです。
快人は、“スクールカースト”っていう部分にとらわれていなくて、2軍だろうが圏外だろうが関係ない。みんなとコミュニケーションをとるから、すごく良い人で人気者なんです。
(快人は)主人公の真琴が物珍しいっていうのもあり、(真琴に)すごく引かれているんです。(快人自身も)何か抱えている部分があったりと、「良い人」だけではない部分もたくさんあるので、(真琴にとって)すごくスパイスのある役どころだなと思っています。真琴とも関わる機会が多い役です。
――人気者・快人を演じてみていかがでしょうか?
1話では真琴が痴漢に遭うシーンがあって、その後学校で出会って、さらに真琴がクラスメートにCDを割られて泣いてしまうシーンがあるんです。そこで快人が(真琴に)「大丈夫?」って話しかけると真琴が自分の家族のことを打ち明ける場面が描かれています。
真琴は快人に出会ってまだわずかなのに「うちの両親が離婚しそうで、その絆を取り戻すために…」って自然と言っちゃうんです。言いたくなってしまう何かを快人は持っているんですよね。例えば、安心感とか。監督に「本当に難しい役だよ!」って言われたこともあって、単なる人気者だと思いながら演じてはいけないと思っています!
――ご自身でイメージしている“快人像”はありますか?
何にも飾っていない感じがあって快人はとにかくいいやつ!「何で快人ってここまでいいやつなの?」って思うぐらい。でも、ただのいいやつじゃここまで人気者にはなれないなと思っています。
まずは監督と自分が思っているそれぞれの快人像をすり合わせることが大事だなって思っていて。あとは、実際にみんなとお芝居してから感じることもあります。「快人のはじめの役設定はあるにしても、そこから作っていくのは任せますよ」とスタッフさんにアドバイスを頂いているので、軸はぶれずにどんどん広げていけたらいいなって思っています。
――同世代の方が多い現場で、雰囲気はいかがでしょうか?
みんなとは撮影以外でも合唱練習をやっているのでとても仲が良いです。合唱練習中に、自然とお互いの目があったりするんですよ。シャイな性格の子も多いんですけど順調に関係性を築けているのでもう安心しています。みんな個々に色味があるので、役を通して表れていたら面白いですね!
――ちなみにムードメーカーはどなたですか?
完全に桜庭大輔役の堀井新太だと思います。(堀井は)最年長なんですけど、(現場では)ボケ倒しているので(笑)。あと、芳根ちゃんもすごく明るくて人懐っこいのでムードメーカーかなって思いますね。
――芳根さんとは映画「先輩と彼女」(10月17日(土)公開)でも共演されていますが、印象はいかがでしょうか?
ザ・いい子(笑)。とにかく純粋で透明感にあふれているんですよね。あどけなさもあって、真琴役にぴったりだと思います。会話をしているとすごく芯が通っている感じが伝わってくるところは「真琴にリンクしているなー」って思います。
多分、“主演”っていうプレッシャーがものすごく大きいと思うので、それを年長組である堀井君や泉澤(祐希)君や僕でサポートしていけたらなと思います。芳根ちゃんは、頼ってくれるタイプなので変なところで気を遣わないでほしいですね。
――お二人の関係性って、真琴と快人の関係性ともリンクしていますね。
そうですね。何も先入観もなく入れたので、お芝居がしやすいですね。監督も僕たちが共演しているのを知ってくださっていたので、この前「二人は息がぴったりだね!」って言われました。
――「共演」つながりで、クラスメートの中にもう一人、共演されている方がいらっしゃいますね。
小島梨里杏ちゃん。(梨里杏から)改名していたので僕が「もしかして“大島さん”ですか?」って連絡したんですよ。そしたら「“こじま”だよ!」ってツッコまれて(笑)。「さすが淳ちゃん! 初めて言われた。撮影よろしくね」っていう会話をLINEでやりとりしました。
ただ、以前共演している頃とは、感覚が違うんですよね。1年以上もずっと共演していたっていうこともあるんですけど、僕のことを何でも知っている人が近くにいるっていうことは心強いです。気恥ずかしいじゃないですけど、二人で同じ現場にいると自然と笑えてくるんですよね。「またいるよ!」って(笑)。
第2回の後編【オモ高訪問】志尊淳「合唱のイメージが変わった!」に続く
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