【試写室】「アメトーークSP」で一足先に熱い夏が！

7月18日(土)に放送される「緊急アメトーーーーク高校野球大大大大好き栄冠は君に輝くSP!!」(テレビ朝日系)では、昨年2週にわたって放送し、好評を博した“高校野球大好き芸人”がパワーアップして登場。そんな高校野球ファンにもたまらないスペシャルを放送に先駆け視聴し、見どころをまとめた。

今回の「アメトーーク！」は、8月6日(木)開幕の「第97回全国高等学校野球選手権大会」より一足先に、高校野球好き芸人が魅力を語り尽くす。ことしは「夏の全国高校野球選手権大会」が始まってちょうど100周年のアニバーサリーイヤー。

そんな記念すべき年に放送するゴールデンSPにふさわしく、アンジャッシュ・渡部建、アンタッチャブル・山崎弘也、トータルテンボス・藤田憲右に加え、“高校球児の母”長島三奈や松坂大輔とバッテリーを組んでいた元高校球児・上地雄輔ら豪華なメンバーが勢ぞろい。

まず、工藤公康や清原和博、桑田真澄、イチロー、松井秀喜ら過去の名選手たちの甲子園での活躍ぶりを一挙プレーバック。最近の選手でも、ことしのオールスターで両リーグ通じて最多得票を獲得した森友哉、甲子園記録の22奪三振を記録した松井裕樹などの、伝説の名勝負を振り返る。

これは筆者のような高校野球ファンが声を出して見入ってしまうほどの絶妙なVTR構成であり、「アメトーーク！」には興味がないけど高校野球は大好き、という人でも納得できる内容になっている。

個人的に真っ先に「グッジョブ！」と思ったところは、熱闘甲子園キャスターとして球児たちの“熱い”夏を長年見守ってきた長島のキャスティング。ずっと取材してきた者だけが語れる舞台裏話や、球児への熱い思いを語るトークには、思わずウルッときてしまう。

その他、高校野球の地方大会や中学野球にも足しげく通う野球マニアの渡部ならではの視点や、甲子園の土を踏んだことがあるレッド吉田、そして今大人気のとにかく明るい安村の意外な球児時代の姿や上地の赤面モノの迷シーンなど、まさに人に歴史ありを感じさせるVTRが続々登場する。

そして、やっぱり外せないのは“ザキヤマ劇場”。本当に野球好きだけど、あえて深くは語らない(笑)美学。マー君こと田中将大を「昔はマー君でいいけど、今はもうマーさんでしょ」と、よく分からないこだわりで呼んでみたり、「球児の目を見れば校舎が見える」と言ってみたり…。こちらは高校野球にそれほど興味がない人でも、見ているだけで興味が湧きそうだ。

また、高校野球大大大大好き芸人たちが、甲子園・高校野球の魅力を独自の切り口でプレゼンするコーナーも必見。コアなファンならではの視点でのプレゼン内容や長島の補足説明はもちろんだが、高校野球はあまり知らないゲスト・狩野英孝の“おもちゃにされっぷり”は、腹を抱えて笑える。

高校野球は大好きだけど、芸人はあまり…という人も、芸人たちは大好きだけど、高校野球はあまり…という人も、どっちも楽しめる今回のスペシャル。名勝負や名場面のVTRの数々は、思わず「名勝負の宝石箱や～！」と言いたくなるような、珠玉のVTRばかり。

甲子園開幕よりも一足先に高校野球の楽しみ方を理解して、球児たちを全力で応援する準備をしよう。さすれば栄光は君に輝く…かもしれない。