消防団に入団した不動産会社のエリート・池上タツヤ(AKIRA)が、人間的に成長していく姿を描くドラマ「HEAT」(フジテレビ系)。
今回は、主人公のライバル・濱田直紀を演じる田中圭に話を聞いた。
――“消防団”を題材にしたドラマというのは史上初だそうですが、最初にオファーを受けた時はどのように感じられましたか?
正直、あまり消防団のことは知らなくて、消防団に入っている方が、実際に(本職と)掛け持ちされていることも知らなかったんです。
ドラマが始まってからは、物語だからかもしれないですけど、(消防団は)意外とにぎやかなんだなと思いましたね(笑)。
――AKIRAさんとはライバル同士の役柄ですが、現場での接し方はどうされていますか?
ライバル同士だからといって、(現場ではライバル同士の緊張した感じは)全然なくて。カットがかかったら、げらげら笑い合うみたいな感じです(笑)。
――消防団のにぎやかなパートとは違って、田中さんが出演されている社長室のパートは、緊張感がありますよね。
そうですね。実際に僕もVTRを見て、初めて消防団のパートがこんなにわちゃわちゃしていることを知りまして(笑)。会社のパートと良いバランスになっているんじゃないかなと思います。
会社パートだと、社会派サスペンスをやっているみたいな空気感にもたまになるんですよ。
――ご自身の役作りについてはいかがでしょうか?
濱田は結構嫌なことも平気でするんですけど、あんまり子供になり過ぎないというか、子供のいじわるに見えないようには、やっぱり気を付けないと。ただの嫌なやつになっちゃうともったいない。タツヤが消防団に入るきっかけを作ったのは濱田なので、タツヤにとっての説得力を持ったキャラクターにしきゃないけないというのは意識しています。
――物語の中ではいわゆる“悪役”的な立ち位置ですが、演じる上ではどんなことを意識されていますか?
そうですね…難しいんですけど、常に池上タツヤのことを意識しながら芝居をしています。
――「HEAT」では火災や災害に立ち向かう主人公たちの姿を描いていますが、田中さんご自身は普段、防災について意識するところはありますか?
防災に関しての心掛けというのは難しいところがあると思うんですけれども、震災以降は僕の家でも備えてはいます。家族ができたからというのも当然ありますし、やっぱり子供は誰かが守ってあげなきゃいけないので。
防災や危機管理が大切だということは、このドラマが根底で言ってくれているところでもあって、少しでも、見てくださる方々に浸透すればいいなと思います。
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