7月29日に都内で「キングオブコント2015」の1回戦が行われ、'13年の王者・かもめんたるが参戦し、1回戦を突破した。これまで王者に輝いた芸人が「キングオブコント」に再挑戦するのは初めてのこと。
同大会は、プロ・アマ問わず全国の挑戦者達が“コント”で熱いガチンコバトルを繰り広げ、“真のコント芸日本一”を決めるお笑いイベント。昨年度はシソンヌが7代目王者に輝き、今年度参加者たちは8代目王者の座を目指し勝負していく。
昨年不参加だったかもめんたるは、昨年の準決勝出場組に与えられる1回戦免除のシード権を持っておらず、6代目王者の肩書を持ちながらも1回戦からの挑戦となった。
今回挑戦に至った理由を聞かれた岩崎う大は「賞金の1000万円がすでに無くなってしまったこともありますが(笑)、きっかけは昨年ゲスト出演した決勝戦でMCの松本人志さんから『お前ら出えへんの?』と言われたからです」と答え、槙尾ユウスケは「そうなんです。出てもいいんだとそこで知って挑戦しました」と明かした。
この日はかもめんたるの他にも、およそ100組が1回戦に出場。
注目を集める二代目三波伸介率いる“まんてんトリオ”は、三波が昔からキャバレーで行っていたという、ゴムパッチンを使用するなどステージを大きく使ったネタを見せた。
また、アジア各国に住みこんで現地の人と共に笑いの普及活動に勤しんでいる「住みますアジア芸人」の中から、インドネシアの“ザ・スリー+トドアン”とマレーシアの“エスディーきんじょう+サイフル+ザック”も各国の特色を生かしたネタを披露し、会場を沸かせた。
しかし、残念ながらいずれも1回戦突破には至らず、結果を受けて三波は「俺は懲りないフェニックス。来年は(予選を)突破して伊東四朗さんを(喜ばせて)泣かす」と、父である初代・三波伸介とてんぷくトリオを組み、今回の挑戦を応援してくれた伊東へのメッセージを寄せた。
1回戦は8月2日(日)まで行われ、2回戦は8月12日(水)から20日(木)の間に大阪と東京で開催。準決勝は8月27日(木)、28日(金)に東京・赤坂BLITZで行われる。そして、決勝戦の模様はTBS系で今秋放送される。
かもめんたるが2度目の王者に輝くのか、それとも新たな王者が現れるのか、ことしも「キングオブコント」から目が離せない。
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