CS放送ファミリー劇場では、80年代末から90年代にかけて一世を風靡(ふうび)した「Mr.マリック超魔術シリーズ」を3週に渡り放送することが決定。これを記念しMr.マリックによる会見が行われ、冒頭ではスプーン曲げの超魔術も披露した。
本シリーズは、かつて日本テレビの放送枠「木曜スペシャル」で、Mr.マリックが科学では解明できない超魔術を披露し、日本中に論争を巻き起こした人気番組。26年ぶりのテレビ放送についてマリックは「まさかこんな日が来るとは思っていませんでした。4世代に渡って私のハンドパワーを知っていただける。小学生の孫3人に見せたいです」とおじいちゃんの一面を見せた。
放送に合わせ番組を見直したマリックは「ものすごくお金をかけて作った番組で、今じゃ想像を絶する壮大な番組でした。登場シーンだけでうん千万かけるすごい番組でしたね」と規模の大きさを改めて実感。当時の時代背景を振り返り「科学が発展し、魔法なんてないと世の中の人が完全に思っていた時代に、超能力という言葉をユリ・ゲラーさんが持ってきました。彼のすごかったところは、テレビを見ている人のスプーンを曲げさせたところ。人をコントロールすごさが本来の魔術なんです」と、超能力ブームの火付け役となったユリ・ゲラーの偉大さを力説。そして「私もカメラトリックは使わない、さくらは使わない、ライブでお客さんを必ず入れて見せる、この3つをとことん守ってきましたから、今こうやって残れていると思います」と自身の信念を語った。
また、当時の自分を振り返り「あの時代だからああいう格好が似合ったのかな。今だと怪しすぎるし、うさん臭い」と自虐コメント。番組出演者についても「タレントさんたちも、あの当時リアクションの良かった方は今でもテレビの世界に残ってますね。ギャラの高い方はリアクションも素晴らしかった」と裏話も明かした。
最後に「人は謎というものを見たら、それを追い求めるDNAが刷り込まれています。どうか私の番組を見る時はまず信じて見ていただいて、終わったら『あれ?これはマジックかな』と思っていただきたい。テレビ史上かつてないほどの不思議な番組だと思いますので楽しんで見てください」とアピールした。
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