【HEAT-3】寡黙な消防団員役・鈴木伸之(前)

2015/08/04 06:00 配信

ドラマ

「HEAT」で幸多市消防団第十一分団の団員・等々力修一を演じる鈴木伸之

毎週火曜夜10時から放送中のAKIRA主演ドラマ「HEAT」(フジテレビ系)に出演する若手キャストにインタビューする、Smartザテレビジョンオリジナルリレー連載。

第3弾の今回は、幸多市(さちおおし)の自動車整備工場で働きながら第十一分団の消防団員を務める等々力修一役で出演する鈴木伸之に直撃した。前編では、演じる等々力の役どころについて、自身のキャラクターについて、主演のAKIRAの印象、そして第5話の見どころなどを語ってもらった。

――鈴木さんが演じる役について教えてください。

私は自動車整備工場で働きながら幸多市消防団第十一分団に所属する等々力修一を演じています。等々力は“男気”ある真っすぐなタイプの人物です。

――消防団での撮影はいかがですか?

そうですね。消防団のシーンはこのドラマの見どころの一つです。もちろん他にもたくさん見どころがあると思うんですけど、消防団は緩い時間が流れていていいですよ。ちょっと時間がゆっくり進んでいるような感覚ですね。それが消防団のシーンにはあるので、その空気を生かしつつ、自分自身のお芝居に取り入れていければいいなと思っています。

――消防団のムードメーカーは誰ですか?

菅原大吉さん、正名僕蔵さん、堀内敬子さんのお三方には、本当に引っ張っていただいています。お三方に団の“色”を見せていただいて、僕らもその色に一緒に染まっていく。本当にすごくいい味が出ていて、お三方のシーンは見ていても、一緒にやらせてもらってもとても楽しいです。

――大先輩方と一緒だからこその緊張感はどうですか?

先ほど緩い時間が流れていると言いましたが、緩いシーンの中にもいい緊張感が流れているので、バランスが取れているなと思います。引き締めるところは引き締めるとてもいい現場です。

――主演のAKIRAさんは以前からご存じだと思いますが、第一印象と今では印象が変わりましたか?

そうですね。最初はEXILEのAKIRAさんというイメージが強かったのですが、その後お芝居でご一緒させていただいて、EXILEとは別のフィールドでやっていくんだという姿勢を見せていただきました。本当にAKIRAさんは真っすぐな方で、とてもすてきな先輩で、人として尊敬できる方だと思います。

――AKIRAさん演じるタツヤも熱いですが、等々力もかなり熱い人ですよね。

はい。内に秘めている部分がかなりある人だなと思います。「等々力は歯を見せて笑うようなタイプではないです」と、最初に監督とディスカッションした時に言われましたから。表には出さないけど、実は熱いキャラクターということを意識して、演じる時にクールだけど熱さを秘められるように心掛けています。

――消防団と消防士の違いはもともとご存じでしたか?

実は知りませんでした。今回ドラマに出演させていただいたおかげで消防団に着目する機会を与えてもらいました。団については初めて知ることばかりなので、現場に実際の消防団の方も来てくださってご指導いただきます。その場その場で、「こういうときはどうしたらいいですか?」などの質問をして、答えてもらって、それで吸収してやらせてもらっています。

――今回、消防団の活動服と防火服を着られた感想は?

最初少しダサい感じを想像していましたが、活動服もいい感じで、みんなで着ていたら格好いいなと思いました。団を誇りに思う気持ちが湧いてきて、これを着て街のいろいろなお仕事をされている方がいるんだなあとジーンときました。今は全国で86万人くらいいらっしゃるようなのですが、その方たちに恥じないようにしたいと思います。それに、このドラマを通じて多くの消防団を知らない方々にとって、団の活動について知っていただく機会になればいいなと考えています。

――ちなみに身の回りに消防団の方はいましたか?

消防団の方はたぶんいないと思います。ただ、地元で「火の用心!」と声を出して回っている方もいることは知っていたので、今思えばあの方々が自分の地元の消防団の方だったのかなと思います。そう考えるとちょっと面白いですね。まさかあの時の人たちの役を自分が今仕事でやるんですから、不思議な気持ちです。

――「HEAT」で消防団の服を着た鈴木さんへの周囲の反響はありましたか?

まだあまりないですね。自分自身で言えば結構これまでスポーツモノが多かったので、こういう制服系にはすごく憧れていたんです。だから、制服が着られるだけでうれしいです。

――では、8月4日(火)放送の第5話の見どころを教えてください。

第5話は楽しい夏祭りを消防団が担当します。5話では特にタツヤさんと消防団の変化というか、新たな成長タイミングというか、今後の分岐点のような回になります。そこがどう描かれているのかに注目してほしいです。僕も5話ではその部分がグッときましたので、ぜひ見てください!

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