ぱるるも号泣! 川栄李奈の涙の卒業コンサート完走

2015/08/03 19:31 配信

芸能一般

8月2日、AKB48・川栄李奈の卒業コンサートがさいたまスーパーアリーナで行われた(C)AKS

8月2日にさいたまスーパーアリーナで、AKB48が約半年ぶりとなる単独コンサート2日目夜公演を、ハロウィーンパーティーをイメージしたステージで開催した。

今回のコンサートはタイトル「AKB48真夏の単独コンサート in さいたまスーパーアリーナ~川栄さんのことが好きでした~」の通り、川栄李奈の卒業コンサートになっている。

「RINA KAWAEI SHOW TIME」と題し、ユニット曲全てに川栄が参加。島崎遥香、横山由依、木崎ゆりあとの「アイドルなんて呼ばないで」、“アンリレ”こと入山杏奈、加藤玲奈との「キャンディー」、高橋みなみ、小嶋陽菜と「ハート型ウイルス」を披露。

この選曲に川栄は「アイドルらしい曲をそんなにやったことがなかったので、みんなでアイドルになっちゃおうという感じで選ばせてもらいました」と明かした。

そこで唐突に川栄から高橋(み)に対して言っておきたいことがあると言い、大したことじゃないとしながら「チーム4から、横山チームAになって…」と涙ぐみながら、「たかみなさんと横山(由依)さんがチームを引っ張っていってくれて、私たちはそれで成長できて本当に自分は横山チームAになって、二人の頑張っている背中とか、リハーサルで手を抜かない姿勢とか、絶対に努力することとかそういうことをたかみなさんから、横山さんから(学びました)。

たかみなさんが『努力は必ず報われる』とか言ってて、そんな努力は必ず報われるとは思ってなかったんですけど、努力が報われるっていうのをたかみなさんがこうやって、私たち後輩に背中で見せてくれるので、本当にたかみなさんにはずっと助けられました」と感謝を語り、高橋(み)を「いいこと言ってんじゃないよ…何これ」と泣かせた。

そんな川栄との思い出エピソードでは、“アンリレ”にまつわるエピソードやアナログ時計にまつわるおバカ話が飛び出し、小嶋(陽)は「りっちゃんが大好きで! エピソードとか本当にないんだけど(笑)。最初から大好きで、(有吉AKB)共和国に出てきた瞬間からかわいくて、演技もすごい上手で、この子は絶対AKBのこれからの主力だと思ってたら、足が臭いとかあんなにバカとは思わなかった」と振り返った。

引き続きユニット曲が続き「遠距離ポスター」やフレッシュな若手メンバーに島田晴香、永尾まりやを加えた川栄選抜で「走れペンギン」、仲の良い高橋朱里と「アボガドじゃね~し…」を披露。

さらに全体曲では、かつて彼女が所属したチーム編成でのパフォーマンスが披露され、SKE48・大場美奈がかつてキャプテンを務めた大場チーム4による「RUNRUNRUN」、横山チームAで「ただいま恋愛中」、高橋チームAで「AKB参上!」、3曲に出演したメンバーで「夕陽を見ているか?」を歌うと、小嶋菜月が号泣する場面も。

そんな中、川栄は「自分が中心でコンサートを開いてもらうことって、多分人生で1回しかないことだと思うので、本当にきょうが本当に最高の思い出になりました。本当にありがとうございます」と振り返った。

アンコール明けには、川栄のAKB48でのこれまでのオーディションから、これまでを振り返るVTRが流れ、淡いピンクのドレス姿の川栄が一人で登場。

「きょうはファンの皆さんに手紙を書いてきました。普段はあまり素直な気持ちを言えないので」と語り、ファンに感謝の気持ちをつづった手紙を朗読。

手紙の中で「これから先何が起こるか分からないから、やりたいことをやりたい時にやろうと思いました。いつかテレビや舞台でたくさん活躍する姿をお見せすることが私なりの恩返しだと思っています。日々努力して頑張りますので、これからも応援よろしくお願いします。5年間本当にありがとうございました!」と涙声ながらに読み上げた。

しんみりとりした雰囲気のまま次の曲へ移ろうとしたとき、高橋(み)からストップが掛かり、ひらがなばかりだと暴露された手紙を取り上げ、「親友(ハステとワステ)を忘れちゃダメでしょ!」と、川栄の代表曲でもある「ハステとワステ」を全員で披露し、彼女らしいおバカキャラで会場は温かい笑いに包まれた。

ファンの有志による「サンキュー」という文字パネルが会場を飾る中、「僕は頑張る」が終わると、川栄に助けられ感謝しているという高橋(朱)、横山からもサプライズで、それぞれが川栄に宛てた手紙が読み上げられた。

最後は、川栄の卒業ソング「君の第二章」でメンバーが作る花道を通り、ファンやメンバーからの「ありがとう」や「おめでとう」といった声が掛かる中、川栄は「私はAKB48に入れて本当によかったなと思っています。たくさんのメンバーに出会えて、ファンの方に出会えて、皆さんが私の背中を押してくれて、メンバーやファンの皆さんがいる限り私は頑張れると思います! 本当にありがとうございました」と涙ながらにあいさつし、最後は「ありがとうございました! バイバーイ!」と川栄らしく明るく手を振りながら思い出の写真が映しだされたスクリーンの中へ消えていった。

高橋(み)は「(卒業後は)今まで仲間だったものが、友達になるよ。仲間でいろいろ言い合って、いろいろな場所を目指して卒業していった仲間たちが卒業していったら、親友になりました。だから、みんなの親友に川栄はきっとなると思うから、支えてあげてほしいな」とメンバーに語り掛けた。

その後は、「少女たちよ」の歌唱中、川栄を見送った島崎遥香の涙が止まらず横山、高橋(朱)、入山に支えられる場面もあったものの、「ハロウィン・ナイト」で締めくくり、AKBの真夏の単独コンサートは幕を閉じた。