「ど根性ガエル」アニメ版がDVDブックでよみがえる

2015/08/04 16:40 配信

アニメ

傑作エピソード8話分が入ったアニメ「ど根性ガエル」のDVDブックが発売(C)吉沢やすみ/オフィス安井・TMS

毎週土曜放送中の「ど根性ガエル」(日本テレビ系)は、吉沢やすみの同名コメディー漫画を初めて実写化した連続ドラマ。松山ケンイチが30歳になったひろしを演じ、満島ひかりが“平面ガエル”ピョン吉の声を担当している。

本作は中学生時代に“平面ガエル”ピョン吉と出会ってから16年後が舞台。30歳になったひろしはダメ男ながら平凡な生活を送っていたが、ピョン吉のある異変をきっかけに一念発起し、人生をやり直すことを決意する。

8月8日(土)の第5話では、ゴリラパンが創立記念日を迎え、ゴリライモ(新井浩文)は、社員の誰かを一日社長にするという毎年の恒例行事を行うと発表。そこでひろし(松山ケンイチ)が、一日社長を務めることに。

その頃、五郎(勝地涼)は、ピョン吉(声・満島ひかり)のTシャツを着て町へ。具合が悪いのを隠そうとするピョン吉だったが、五郎はピョン吉の異変に気付く。

一方、社長になって喜んでいたひろしは、やることがなく退屈するばかり。そんな中、ひろしは、5000個のゴリラパンを至急用意してほしいという注文を受ける。大口の注文に、ひろしは社長らしく仕事をしようと張り切るが…。

平成の現在にあって昭和の生き方を捨てられない不器用な主人公を描いている本作。'72年から2年間にわたって放送されたテレビアニメ第1作(ABC・TBS系)は爆発的なヒットを飛ばし、'79年には再放送にもかかわらず驚異の視聴率を記録した。

ドラマ化に加え、原作マンガの連載開始45周年にもあたることし、このテレビアニメ第1作がDVDとブックでよみがえることが決定。昭和の傑作を紹介する昭和カルチャーズ「ど根性ガエルDVDブック」(KADOKAWA刊)が8月7日(金)に発売されることになった。

原作マンガ、アニメの設定資料などからあらためて登場キャラクターたちを紹介。原作者の吉沢やすみ氏への独占インタビューなどから連載当時の裏話を織り交ぜ、昭和のど真ん中に放送され、人々に愛された「ど根性ガエル」が我々に何を遺していたのかを教えてくれる一冊になっている。DVDには第1話『ピョン吉誕生の巻』など8本の傑作エピソードが収録されている。