メジャーデビューからわずか5カ月…無念の解散報告

2015/08/07 14:36 配信

音楽

ファンの前で解散を報告する「ふぇのたす」ボーカルのみこ

ことし3月にミニアルバム『PS2015』でメジャーデビューを果たしたエレクトロポップ・ユニット「ふぇのたす」が、8月6日に行われた「グレートハンティングナイト Vol.74」で解散を発表した。

みこ、ヤマモトショウ、澤“sweets”ミキヒコの3人組でデビューしたふぇのたす。だがことし5月、澤の急逝を受け、6月にリリースが予定されていた1stシングルの発売を中止。今回行われたライブが“2人体制”での活動再開となるはずだった…。

新曲「テレポーテーションルール」から始まったライブ。「スピーカーボーイ」を歌った後のMCで、ボーカルのみこは「自然に楽しんでほしいなと思っています。ふぇのたすの歌をみんなの前で歌うのは久しぶりなんだけど、スタジオで歌ってる時も音楽の力を再確認した数カ月で、勝手に体が動き出してしまうような曲がふぇのたすにはたくさんあるぞと思っているので、きょうはみんな素直に聴いてほしいと思います」と語り、「今夜がおわらない」「東京おしゃれタウン」「すしですし」でフロアを盛り上げた。

しかし、その5曲を歌った後のMCでみこは「実はきょう、皆さんにお話をしないといけないことがあります。ふぇのたすは解散することになりました」と発表。

復活ライブでの突然の解散発表に、フロアでは動揺する声も起きた。しかし、みこが「やはり再開するために準備をして、3人での活動の大切さがすごくすごく身にしみる毎日で、これ以上活動を続けていくのは難しいという判断になりました。今まで応援してくれた皆さん、本当にありがとうございます。

ふぇのたすは、今決まっている残りの公演と、あと最後にふぇのたすらしくもう一度『飲み会イベント』をして終わりたいと思います。最後までよろしくお願いします」とこれまでの思いを語ると、ファンからは拍手が起きた。

最後の「夜更かしメトロ」を歌った後、みこは「みんなの泣き顔を見るとつらくなりますが、でもこれが今の私の気持ち。本当に楽しかったし、残りも全力で楽しみたいと思ってるので、一緒に楽しんでくれるとうれしいです。ありがたす!」と語りステージを去った。

しかし、鳴り止まないアンコールの拍手にみことヤマモトショウがステージに再登場。

ヤマモトショウが「きょうは僕らは久々のライブでいろんな気持ちがありますが、今夜はアンコールはやりません。皆さん、またふぇのたすのライブでお会いできればと思います。みこちゃんも言ってたけど、3人でやってきて、3人でライブもやってきたから、今はきょうやった6曲が最大限なんです。

あと3回のイベントのために僕らも準備するし、みんなも一緒に楽しんでもらえたらと思います。ありがたす!」と語り、再びステージを去った。

ふぇのたすは、9月19日(土)に東京・新代田FEVERで開催される「飲み会イベント」をもって解散する。