日本が誇る修理・復元・再生の達人、通称“よみがえりマイスター”が、依頼人の思いに応え、壊れてしまった思い出の品をよみがえらせようと奮闘するバラエティー「よみがえりマイスター」(NHK総合)が8月12日(水)に放送される。
タカアンドトシがMCを務め、'13年4~9月までNHK BSプレミアムにてレギュラー放送された同番組は、現在はNHK総合で特番として放送中。今回は、壇蜜の祖父の形見である二眼レフの修復に、クラシックカメラの修理を40年手掛けてきた達人がチャレンジ。ほかにも、シェフの川越達也がボロボロになった高校時代のグローブの修復を依頼したり、終戦間際に戦地から届いたハガキの復元も行われた。
今回、MC・タカアンドトシの取材会が開かれ、2人が番組収録のエピソードや番組への思いを語った。
まずトシが「毎回面白い収録で、今回は70年前の手紙も出てきて、スケールが大きいネタもありました。バラエティーに富んだ回になったんじゃないかと思います」と振り返り、タカも「70年前の父の思いを知りたいという人が80歳オーバーの方で、自分が子供の時に父から送られてきたハガキがよみがえります。他に芸能人の依頼品が多かったので、そこも見どころですね」とコメント。
'13年4月以来、番組が継続している理由について、トシは「非常に好評で、面白くて満足していただける番組だなと思います。だから続いてるのかなと」と分析し、タカが「早く(NHK総合で)レギュラーになって欲しいなと思いますね!」とレギュラー放送化に意欲を見せた。
いままでの放送で印象的な回をたずねると、トシが「時計のマイスターは何度か出ていただいてるんですが、みなさんすごいですね。ホント精密なものですからね」と、職人の繊細な作業に感心しきりっぱなし。一方、タカは「俺も時計と思ってたんですけど言われちゃった(笑)。草野球で120キロ投げる回かな」と、草野球でかつての球速120キロを取り戻した48歳のサラリーマンの放送回を挙げた。
スタジオの雰囲気は、トシによると「みなさん、楽しんでVTRを見ていますし、ものによっては感情移入して涙することもあります。それまでの過程を知っているので、依頼品が直って欲しいという気持ちで見てますね。依頼人もスタジオにいらっしゃるので、直った時の感動はあります」という。だが、ゲストが感動して涙を流しても、トシは涙を絶対に見せないそう。「気持ちは泣いてますけど、MCでワンワン泣いてる奴は迷惑でしょうから」という持論によるもので、トシは「今回、泣いてないとは言ってないですから。『いよいよトシが涙をポロリ?』とか書いてもらっていいですよ」と取材陣にアピールするも、「そんな“引き”ないです(笑)」とタカからツッコミが入った。
対照的に、バラエティーで号泣するシーンをたびたび披露しているタカだが、最近では「男のくせにあんまり泣くのもなあと。子供が出来たので、子供に自分が泣いてるのをバカにされるのはコワイ」と、我が子の視線を気にしているそう。すぐさまトシから「まだ2歳だろ。バカにしねえだろ」と、冷静なツッコミが飛んだ。
ちなみに「よみがえらせたいものは?」と聞かれ、タカは「番組の中でも言ったんですけど、僕はおばあちゃん子で、上京した途端、おばあちゃんの元気がなくなっちゃって、すぐ入院して亡くなっちゃったんです。なので、おばあちゃんをよみがえらせたいです!」と言い張るも、「おばあさんが普通によみがえってきたら、ひくわ!(笑)」とトシにツッコまれ、取材会は笑いに包まれて終了した。
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