国民的映画シリーズ「釣りバカ日誌」完結から5年、ハマちゃん&スーさんの名コンビがテレビドラマになって帰ってくる。
テレビ東京系ほかで10月から「金曜8時のドラマ『釣りバカ日誌~新入社員 浜崎伝助~」の放送が決定した。“ハマちゃん”の愛称で親しまれる主人公・浜崎伝助を演じるのは、地上波連続ドラマゴールデン帯初主演の濱田岳。
人気映画「釣りバカ日誌」シリーズで登場する万年ヒラの釣りバカ・中年サラリーマンのハマちゃんに代わり、さらに、2015年の東京に舞台を移した、入社1年目のハマちゃんの物語となっている。
仕事へのやる気がないわけではないが、釣りに気持ちを持っていかれがちで上司からは怒られてばかり。釣りに仕事に、時には恋に、ちょっと生意気だけど憎めない、ハマちゃんなりの一生懸命な生きざまを、ユーモアたっぷりに描く。
演出は、映画シリーズでもメガホンをとった朝原雄三監督が務める。
会社では“新入社員と社長”だが、釣りになると“師匠と弟子”とお約束の「立場逆転」に欠かせないハマちゃんの盟友・スーさん役のキャストは後日発表される。
濱田演じるハマちゃんは鈴木建設営業三課の新入社員だが超マイペース。失敗が回り回ってより大きな結果を生むこともあるが、その成果を知る者はわずかで、社内では無能社員として扱われている。子供のころから大の釣り好きで、仕事が釣りに支障を来すと上司にも抵抗。一緒に釣りをしたスーさんが、自分の会社の社長だということに気付かないという役どころ。
濱田は「今回新たな『釣りバカ日誌』のお話をいただけたことは夢のような出来事で、素直にうれしい気持ちとすぐに大きなプレッシャーが襲ってきました(笑)。長年愛情を注いできたハマちゃんを託してくださった西田(敏行)さん、原作者のお二人、これまで『釣りバカ』を製作してきた監督・スタッフの皆さん、そして長くハマちゃんを応援して下さっているお茶の間と原作ファンのみなさんの期待と愛情を裏切らないよう、大きな喜びと責任を胸に、平成のハマちゃんを新たに皆さんと共に作り上げていきたいと思っています!」と意気込んだ。
【ストーリー】
舞台は'15年の東京。2020年のオリンピックに沸く大手ゼネコン・鈴木建設に入社したハマちゃんこと浜崎伝助は自他共に認める釣りバカで、ひょんなことから知り合ったスーさんという初老の男性を釣りに誘う。しかしこのスーさん、他ならぬハマちゃんが勤める鈴木建設の社長・鈴木一之助だった。この二人の奇妙な友情を中心に、ハマちゃんの釣りバカぶりが珍騒動を繰り広げていく。
■原作者・やまさき十三のコメント:新しいキャスティングによる新しい「釣りバカ」が、笑いの薄くなった茶の間に、みんなで楽しめるドラマをお届けできれば幸いです。濱田岳さんは、いまどき希有(けう)な“好漢”! 情報過多の現代をマイペースでライブする新しいハマちゃんを創り出されることと思います。
■原作者・北見けんいちのコメント:三國連太郎先生が亡くなり、「釣バカ」の映像化はないと思ってましたが…今回のTVドラマ化!! 感謝でアリマス。子役のころから妙に存在があって、演技のうまい役者さんだと思っていましたが、このたびハマちゃんを演じてくれると聞いて、正にはまり役!! 濱ちゃんがハマちゃんを!! とてもうれしいことです!!
■監督・朝原雄三のコメント:平成の“ハマちゃん” として濱田くんほどふさわしい俳優さんはいないでしょう。愛すべき「釣りバカ」ダメ社員をフレッシュに演じてくれること信じています。あのハマちゃんが、あのスーさんが若いころはどんなふうだったのか。ハマちゃんはどんな風にみち子さんのハートを射止めたのか? そんな想像を働かせながら現場に臨める楽しさは映画版の監督だけ特権。映画の遺産をどれだけテレビに生かせるか? これも心躍る楽しみな挑戦です。いろいろ難しい問題が山積の日本ですが、このドラマ金曜8時だけはとことん楽しく、おかしい時間をお送りたいと思ってます。ご期待ください!
■プロデュ―サー・浅野太のコメント:年代や性別を越えて家族で楽しめるテレビドラマが減ってしまった今、もう一度“お茶の間”に集まって、親子で、家族三代で、さらには家族四代で楽しんいただける笑いにあふれたエンターテインメントドラマです。
“新入社員のハマちゃん”には、まさに幅広い世代から人気・好感度ともに急上昇中の濱田岳くん。'15年の今、ハマちゃんの魅力を存分に引き出すことができる若手俳優は、この人をおいて他にいません。
上下関係が逆転するお約束のシチュエーションで、新たにキャスティングされるスーさんとどんな“笑い ”を繰り広げてくれるのか!? 原作ファンの方も、映画ファンの方も、初めて「釣りバカ」の世界に触れる方も、大い楽しんでいただける痛快なドラマをお届けします。
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