SMAP「のど自慢」参加で中居『歌は音程じゃない』

「NHKのど自慢」(NHK総合)がラジオ放送から数えてことしで70年。NHKでは放送開始70年を記念して、9月26日(土)放送の「NHKのど自慢」のスペシャル番組にSMAPが出演することを発表した。

「SMAP プレゼンツ NHKのど自慢 in 山田町」(NHK総合)と題したこの番組は、東日本大震災で甚大な被害を受けて今も46カ所1700戸の仮説住宅に多くの町民が暮らしている岩手県山田町で「のど自慢」を開催。そこへSMAPがゲストとして登場する。

SMAPが審査を行った予選会には100組が出場し、8歳から89歳までの出場者16組を選出。

震災後に、特産のカキの養殖を再開した漁師や自分たちの町を守りたいと消防士となった青年、仮設住宅で仲間とカラオケを楽しむおばあちゃん、ダンスでふるさとを元気づけたいと頑張る子どもたちなど、元気あふれる出場者が勢ぞろい。

彼らを見守るほか、SMAPは地元の人と触れ合い、漁船に乗ったり、ダンス教室の子供たちと交流したりする。そんなSMAPのコメントを紹介。

■SMAPのメンバーのコメント

中居正広：ずっと言い続けてきたことですが、「のど自慢」に参加して「歌は音程じゃない。気持ちが大事だ」ということをあらためて実感しました。

今回ファンの方以外の方々を前に歌を披露するのは初めてに近いかもしれません。僕らが来ることを知らなかった会場の皆さんを前に披露したことは、すごく新鮮な機会でした。

木村拓哉：自分たちが子供の頃から日曜お昼にチャンネルを合わせればやっている番組なので、その空間にお邪魔しているんだな、という感慨をすごく感じながら参加しました。

今回、僕らは、出場者の皆さんのストーリーをそばで拝見させていただいたので、耳に入ってくる歌だけではなくて、歌に込められた思いを肌で感じられることのすごさ、リアルさを実感しました。

稲垣吾郎：出場者の皆さんはいろんな個性の方がいらっしゃいますが、僕らができる限りの応援・サポートをして番組やこの町の方々を盛り上げて、全国にお届けしたいと感じながら参加しました。

ステージで歌っていて出場者の皆さんと同じ気分になって、みんなで一緒に「のど自慢」がお送りできたかな、と思っています。

草なぎ剛：小さい子供からお年寄りまで皆さん、本当に歌が好きなんだという気持ちが伝わってきて、僕も心が洗われて、いい気持ちを東京に持って帰れるかなと思いました。

僕らはコンサートでたくさんライトを浴びてやっていますが、エンターテインメントの真骨頂は、歌う人も見る人も、それぞれが心から楽しむことってことなんじゃないかって、あらためて今回の「のど自慢」で感じました。

香取慎吾：「のど自慢」に参加させていただくようになり、音楽の楽しさ、音楽でみんなが通じ合うということをあらためて知ることができました。それを今回ほかのメンバーも参加して感じてくれたのではないかと思うので、SMAPにとって、すごくありがたい機会だったと感じています。