木村文乃&青木崇高初共演ドラマ「石の繭」撮影終了!

2015/08/21 23:15 配信

ドラマ

WOWOW「連続ドラマW 石の繭」で警視庁捜査一課でバディーを組む如月塔子役の木村文乃と鷹野秀昭役の青木崇高(C)WOWOW

8月16日よりWOWOWプライムで放送開始となった木村文乃主演の連続ドラマW「石の繭」がクランクアップし、木村と相棒役の青木崇高がドラマの見どころや撮影エピソードを明かした。

本ドラマは、猟奇殺人事件の犯人・トレミーを名乗る人物と、初の刑事役挑戦となる木村演じる捜査一課の異動したばかりの新米刑事・如月塔子の攻防を描くクライム・サスペンス。

インタビューの冒頭、記者のICレコーダーが机の上にずらっと並べられた光景に、青木はそのメーカーを端から読み上げ、木村は「国産が多いですね」と相づちを打ち“推理ごっこ”がスタート。報道陣を笑わせ、初共演とは思えないコンビネーションを見せつけていた。

木村は青木に対し「共演するまで怖い人だと思っていました。何かあったら拳が飛んでくるくらいの(笑)。それが、ご一緒してみると、すごくおちゃめさんで。現場を楽しい方向へ持っていかれる方。お兄ちゃん、お兄ちゃんとずっと甘えて構ってもらっていました。少しちょっかいを出すと、全力で返してくれて、優しい人でした」と振り返った。

対する青木は木村へ「いろんなことを先入観なく受け止めようとしていて、集中力が高い人だなって思った。語弊があるといけないですけど、“女優さん女優さん”してなくていいなと思っていました。捜査一課の中で、塔子は女性一人なんですけど、そこにいても違和感がない。ぴったり輪にいる感じではないんですが、程よい距離感でいる。その感じが、現場の木村さんの在り方も同様ですごく良かった」と絶賛。現場の空気の良さを感じさせた。

正義感が強い一方で、刑事としての経験は浅く、危なっかしい一面も見せる塔子に木村は「塔子は刑事ドラマによくある刑事ではなく、思わず『キャッ』と言ってしまったり男性刑事を盾にしてしまったり女の子らしい。刑事役は初めてでしたが、塔子の成長物語として自分の“初めまして”の部分が生かせたのでは」と振り返る。

これまでも「働く女性」「芯の通った女性」の役の印象が強かった木村は、塔子役を演じるにあたり「“揺らぎ”を意識しました。私はどこかで役に一本筋を通してしまうから、それでは揺らがなくなってしまう。塔子の女の子らしい部分と意志の強い部分、その二つが交ざりもしなければ、平行線をたどることもなく、行ったり来たりしている。その表現がすごく難しかった」と告白。

青木へ記者から「刑事という仕事をやってみたくなったか?」と質問が及ぶと「やりたい、やりたくないなんて僕が発言するのは恐れ多い。あらためて刑事はタフじゃないとできないと痛感しました。寝られない、足で稼がなくちゃいけない、推理するために常に頭がさえてなくちゃいけない。その上、書類の報告や会議もある。物語の中で『感情的になるな』というせりふがあるんですけど、感情があるからこそロジカル(論理的)に物事を考えることができるって部分もある。冷静でありながらもがむしゃらにっていう、本当に尊敬する仕事ですね」とリアルに演じたからこその思いが語られた。

最後に木村は、番組の見どころに「原作の塔子は背が低いから『私はちっちゃくないけどな』と不安に思っていたんですが、共演者が皆さん180cmオーバーの方ばかりで、実際に現場に入ってモニターを見たら『私は、なんてちんまりしてるんだろう』と感じました(笑)。原作のファンの方にも、その部分は安心してもらえるんじゃないかと思います」と胸を張ってアピールした。

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