桂文枝 高校野球に夢中で仕事が手付かず

2015/08/24 11:16 配信

芸能一般

スカパー!と寄席チャンネルで放送予定の噺は三枝、文枝時代の代表作を選んだという桂文枝

落語家の桂文枝が8月21日、都内で行われた「祝 旭日小綬章受章 寄席チャンネル×スカパー! 六代 桂文枝 特別独演会」の収録前に会見を行った。

今年10月に“高校野球”をテーマにした創作落語の発表を考えているという文枝は、第97回全国高校野球選手権大会決勝戦の東海大相模(神奈川)対仙台育英(宮城)の試合を会場で観戦。

新作では「高校野球も100年で、受け継がれていく精神や魂を描けたら」と構想を語ったが、「試合を見て考えようとしたら、試合展開に夢中で考える余裕がなかった」と苦笑。今年の甲子園を振り返り、「清宮(幸太郎)君、オコエ(瑠偉)君、小笠原慎之介君が印象に残った」と興奮気味に振り返り、「最近の高校生はしゃべり方がちゃんとしてるね。あいさつとか」と試合以外の態度にも感心していた。

また「歓声の中『何とか仙台に優勝旗を…』という思いでベンチでタオルを振って応援してたのを感じましたけど、一番上の席で観戦していたから涙などが見られなかった。テレビで見る方がわかりやすいし、テレビで伝えるというのも大事だなと思いました」と画面上で見ることの価値にも触れた。

今公演は、文枝が今年4月に旭日小綬章を受章したことを記念して実施。これまでに250作以上の作品を発表し、上方落語を牽引してきた文枝が、ホームページから応募し抽選で招待された400名に創作落語を披露。公演の模様はBSスカパー!で9月21日(月)に先行放送し、CS放送 客席チャンネルで10月21日(水)に完全放送される。