8月27日に東京・四季劇場「春」で上演されたミュージカル「ライオンキング」に、アメリカ・ブロードウェー版のオリジナル演出家、ジュリー・テイモア氏が来場した。テイモア氏が劇団四季の「ライオンキング」を観劇するのは'00年以来15年ぶり。
テイモア氏は、「ライオンキング」の演出で女性初となるトニー賞最優秀ミュージカル演出賞を受賞。世界的な評価を得ている演出家の一人で、これまでに数多くの演劇・オペラ作品、映画を発表している。なお、今回の来場行事は、独立行政法人国際交流基金による招聘(しょうへい)プログラムの一つとして行われた。
テイモア氏は本編の観劇終了後、カーテンコールに登壇。テイモア氏は「こうして再び四季の『ライオンキング』を観劇することでき、興奮しています。20歳のころ、日本やインドネシアを訪ね、歌舞伎・文楽・舞踏などアジアの伝統芸能に数多く触れましたが、『ライオンキング』は、そうした経験からインスピレーションを得たものです。この作品には、アフリカだけでもアメリカだけでもなく、皆さんの文化も影響しています。だからこそ、私がここ日本に戻ってくるということは、一つのサークル(・オブ・ライフ)が完結したともいえるのではないでしょうか」とコメントした。
劇団四季ミュージカル「ライオンキング」東京公演は12月31日(木)まで、大阪公演は2月28日(日)までの上演が決定している。日本公演通算1万回を突破した名作「ライオンキング」を“一生に一度”は、観劇してみては?
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