毎週月~金曜の昼帯で放送されている東海テレビ制作の“昼ドラ”「癒し屋キリコの約束」(フジテレビ系)に、「純喫茶 昭和堂」の常連客として出演する美人姉妹にインタビューを敢行。
今回は、短大生・本城栞役で出演中の“妹”吉原茉依香(よしはら まいか)に話を聞いた。
吉原は中山来未と共に東海テレビのオーディション番組「ザ・ラストヒロイン~ワルキューレの審判~」で、ことし1月から半年かけて厳しいレッスンや試練を経て、星田良子監督の特別オファーでドラマの出演権を獲得した逸材。
「癒し屋キリコの約束」で演じる栞の役柄について、遼河はるひ演じる主人公・キリコの魅力、周囲の反響や今後の目標などを語ってもらった。
――まずは自己紹介をお願いします。
「ラストヒロイン」で星田監督から特別オファーをいただいて、「癒し屋キリコの約束」に出演させていただくことになりました吉原茉依香です。本城栞の役と、エンディングテーマも3回に1回のペースで歌唱(オンエア)させていただいています。よろしくお願いします。
――役どころを教えてください。
中山来未ちゃん演じるキャバクラ嬢・キララの妹で、短大生で真面目で純粋な子という役柄です。
――栞に決まった時の感想を教えてください。
ドラマに出演させていただくことが決まった時はとてもうれしかったです。でも役が来未ちゃんの妹だと聞いた時は…めっちゃビックリしました(笑)。
――なぜビックリされたのですか?(笑)
来未ちゃんは実際に私より1つ年下ですし、普段から私の方がお姉ちゃんのような感じの接し方をしていたので。しかも栞は純粋なごく普通の子という役なんですけど、私は純粋というイメージではないですし(笑)。普通の子を演じるのが一番難しいとも思っていたので、ちょっとした戸惑いはありました。
――演じていく中でその戸惑いは解消されましたか?
演じていて、自分の中で設定を付けたしていくことにしました。それで、栞はこういう人柄なんだというのを決めてやるようになってからは、戸惑うことも少なくなりました。
――あらためて自分の演技を見てどうですか?
やっぱり「すごく棒読みだなあ~」と思うことはあるんですけど、意外に“妹っぽい”と思いました。最初は自分の中に妹要素がないので、絶対に妹っぽくできないだろうなと思っていたんですけと、オンエアを見たら妹っぽく見えなくもないなと思って。頑張って良かったなと思いました。
――周囲の反響はどうですか?
「頑張っているね~」というような意見もあるんですけど、「面白くて笑っちゃった」って言われることもあります(笑)。仲が良い友達は、私が純粋な子の役をやっているのが面白いらしくて「笑ったわ~」ってLINEがしょっちゅうきます(笑)。
――栞は「昭和堂」の常連客ですが、吉原さんのいきつけの店はありますか?
私も喫茶店が好きなんですよ。好き過ぎて、1日1回は行かないと落ち着かないんですよ。たまに1日3回行くこともありますよ。
――1日3回!? それは同じ店ですか?
3回行くときは、1軒目に行って飽きて、2軒目に行って飽きて、そして今度は別の駅まで行って3軒目に行く感じで渡り歩いています(笑)。途中で読む本がなくなったら本屋さんに寄ってからまた喫茶店に行きます。
――喫茶店で本を読むのですね。まさか台本は読まないですよね?
そうですね。基本的には本を読んでいます。あ、台本もこっそり読みますよ(笑)。しかも独り言みたいに声に出して読んじゃいます。
――「純喫茶 昭和堂」のオーナー・キリコを演じる遼河さんの印象は?
遼河さんは天真爛漫(らんまん)というか、かわいらしい方です。格好いいですし、カメラが回っていない時でもオーラがあってシュッとしているんです。でも、お話してみるとすごく笑顔が多い方だし、話している内容もかわいらしい感じなので、そのギャップもすてきな方だなと思います。
――キリコというキャラの魅力はどこにあると思いますか?
最初いろいろな人を振り回して、一回グチャグチャにしちゃうんですよね。そこから、ある種強引にいろいろなことを解決に導いてしまう。実際に相談されている方もずっとキツネにつままれたみたいような感覚だと思うんですけど、気付いたら解決しているんですよね。そういう、普通の解決の仕方じゃないところも魅力的だなと思います。
――姉を演じる中山さんとはお互いの役について話しますか?
来未ちゃんは結構いろいろと私に聞いて来てくれるんですよ。私も演技経験はないんですけど(笑)、二人とも初心者なりの解釈をしようと思って、せりふの言い方も聞いて来てくれるし、私も「栞ってこんな感じかな~?」というような相談をしています。「私がキララだったらこういうふうにせりふを言うよ」のような話もします。
――中山さんはたまに吉原さんに冷たくされるとおっしゃっていましたが?
いえいえ、違うんですよ! いじわるとかじゃないんです(笑)。このドラマの撮影は朝早いことが多いんですよ。でも、私は朝がめっちゃ弱くて、来未ちゃんは朝からハイテンションなんです。そこのギャップですよ。決して「話し掛けないで!」とは言いません(笑)。
朝から「ねえねえ! 茉依香ちゃん! 茉依香ちゃん!! ねえねえ!」というようなテンションで来られると…たまに「あ、うっす」みたいに、返したくなってしまいます(笑)。でも、いつも仲良くしていますよ。
――エンディングでご自身の歌う声が流れていますが、自分で聴いてみてどうですか?
エンディングは歌だけじゃなくて予告編も流れているんです。せりふが乗った時の声の響きとかいろいろと気付かされることが多いですね。最初この曲に私の声は合わないかな~と思っていたんですけど、実際に聴いてみると「意外といけるんじゃない?」と思って、ちょっとうれしかったです(笑)。9月16日(水)に発売されるCDも皆さんに聴いてほしいです。
――では、最後に今後の目標を教えてください。
私は“違和感”のある人になりたいです。女優としても歌手としても、スポットの当たるところにいたいんですけど、普通にスポットが当たるだけではなく「あれ?」ってどこか心に引っ掛かるような部分があればいいなと。悪い意味でもいいんですけど、一瞬一瞬で「あれ?」って心に引っ掛かるような演技だったり歌だったりをしていきたいなと思っています。いつも皆さんの心に響くような人になりたいです。
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