ドラマ「表参道高校合唱部!」(毎週金曜夜10:00-10:54、TBS系)の出演者にリレー形式でインタビューするSmartザテレビジョンオリジナル連載企画。
第7回は、他人とコミュニケーションを取るのが苦手な毒舌キャラだったが、合唱部に入部した優里亞(吉本実憂)の力を借り、彼女の影響によってイメチェンした美子を演じる萩原みのりに直撃!
前編では、人見知りで美子に共感することが多いという萩原に、イメチェン後の反響や楽しかった合宿撮影などを振り返ってもらった。
――まずは役どころを教えてください。
最初のころは、教室で自分の殻に閉じこもり、言いたいことも言えずに生活しているけど、仲間がいる音楽室に行けば言いたいことをズバズバ言ってしまう毒舌キャラでした。
それが、第6話(8月21日放送)で優里亞が合唱部に入ったことで、見た目を変身させられることによって、気持ちも変わってきて自分の意見を言えるようになりました。
美子の中にひそかにあった廉太郎(泉澤祐希)への思いも言えることができました。いつも合唱部でははっきり何でも言えるのに、それだけは言えなかったのですが、優里亞のおかげでちゃんと伝えることができて、また一歩成長できました。第7話(9月4日(金)放送)からはさらに言いたいことをもっと強く言えるようになりますし(笑)、さらに自分の役が楽しくなりましたね。
――第6話は反響が大きかったんじゃないですか?
そうですね、大きかったです! これほどたくさんの方が「表参道高校合唱部!」を見てくれているのだなと思いました。ブログのアクセス数もオンエアの後10万以上伸びて、本当にビックリしました。ゼロを数え間違えたかな…と思うくらいの急上昇です(笑)。
所属事務所でも、スタッフの皆さんがたくさん声を掛けてくださったり、友達からもたくさん連絡が来ました。私の母のところにも母の周りの友達から連絡がきたようで、すごくうれしかったです。
自分にスポットが当たるのもこれが初めてだったし、こんなに明るい役も今までにないですし。割とこれまでは暗めの役が多かったですし、男性に告白するシーンなんて初めてでした。こんなふうに変身させてもらえることはこれから先の人生でもなかなかないだろうなと思いますし、とても幸せな撮影でした。
――廉太郎役の泉澤さんとは告白シーンの打ち合わせなどはしたんですか?
いえ、それは全くしていないです(笑)。告白シーンの打ち合わせはありませんでしたが、美子と廉太郎の距離感については「今まではこうだったんじゃない?」などとお話ししました。最後の花火のシーンは、廉太郎と友達に戻れた喜びが爆発してちょっと涙が出ちゃいました。廉太郎とは中学時代から何年も一緒に合唱をやってきて、同じ高校に入って一緒に支え合ってきたのに、私が一歩踏み出して告白したことで、関係を壊してしまいました。
それで気まずくなったのに、廉太郎が「それも美子でしょ」ってちゃんと受け止めてくれて、しっかり美子の思いを受け入れてくれたことがすごくうれしかったんです。涙が自然と出てきちゃいましたね。6話は楽しかったし、すごく“青春”できました!(笑)
――6話は合唱部の合宿の回でしたね。
そうなんですよ。撮影も泊まりこみの合宿で。泊まる初日に振られるシーンを撮るのか…ってビックリしましたけど(笑)。撮影終わって、就寝タイムになっても全然眠れなかったですし、みんな朝から晩まで撮影しているのに誰も「疲れた」なんて言わないんですよ。
撮影していない時間もふざけ合っていました。みんな本当に仲がいいから何時間でも一緒にいられるんだろうなと思いました。
――最初のころに比べてチームワークは高まりましたか?
そうですね。私は人見知りだから最初は誰ともしゃべれなかったのに、撮影前の合唱練習などで筋トレをして、「きついね~」って言い合ったり、「今ハモったね!」などと言ったりしている間に徐々にみんなと話せるようになりました。
合唱練習がなかったらいまだに誰ともしゃべっていないかもしれません(笑)。少し前に一緒に仕事をした森川葵ちゃんとしか話せていなかったと思います。
――意外と人見知りなんですね~。
以前、みんなで実際の合唱部の見学に行ったことがあったんです。“合唱部はこういう感じなのだ”とみんなで見せてもらったんですけど、見学に行った日、私は人見知り過ぎて看板の裏に隠れていたんですよ(笑)。
人に見られるのが慣れていないというか、エキストラの方が多いと緊張しちゃうので、先日も合唱ホールでの撮影のときに、外の看板の裏に隠れていたら「それ、懐かしいね」ってみんなに言われました。
私は“隠れキャラ”なので、看板の裏が落ち着くんです。誰も話し掛けてこないテリトリーがいいんです(笑)。
――では美子に共感することも多いですか?
はい、美子は私に近いと思います。学生生活も基本一人でいることが多かったですし、一人でいることを理解してくれる子としか一緒にいなかったです。キャピキャピしたノリが苦手で、いつも自分の世界を保っていました。だから美子の気持ちはすごくよく分かります。
――歌の練習はたくさんされたと思いますけど、もともと歌うことは好きでした?
人前で歌うのは恥ずかしいので少し苦手でした。でも、一人で歌うことは好きなので、一人カラオケによく行きます。みんなとのカラオケは何年も行っていないので、合唱練習でそれぞれのパートを一人ずつ歌ってみようと言われるのがちょっとだけ不安でした。でも、気付いたら楽しくなってきていました。今ではみんなと合唱するのがすごく楽しいです。
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