山崎賢人が“悲劇の天才ピアニスト”役に!!

2015/09/04 06:35 配信

映画

山崎は、母の死を境にピアノが弾けなくなってしまう、元天才ピアニスト・有馬公生役(C)新川直司/講談社

NHK連続テレビ小説「まれ」、ドラマ「デスノート」、映画「ヒロイン失格」(9月19日公開)などに出演し、ことし最もブレークした俳優・山崎賢人が、映画「四月は君の嘘」(2016年公開)に主演する。同じくことし成長著しい女優・広瀬すずとのダブル主演。山崎演じる元天才ピアニストと広瀬演じる自由奔放なヴァイオリニスト、2人の音楽家が奏でる切ない恋模様が描かれる。

原作は、月刊少年マガジンで連載された新川直司の人気同名コミック。単行本は全11巻で累計発行部数300万部を突破し、講談社漫画賞を受賞。フジテレビのアニメ枠「ノイタミナ」でのアニメ化も話題を呼んだ。

山崎が演じるのは、正確無比な演奏で“ヒューマンメトロノーム”とまで称された天才ピアニスト・有馬公生。幼い頃から母の厳しい指導を受け、コンクールで多数優勝した経験を持つ公生だが、母の死と、そのショックからピアノの音が聞こえなくなってしまうというWの悲劇に見舞われる。

高校2年生になった4月のある日、公生は勝気で自由奔放なヴァイオリニスト・宮園かをり(広瀬)と出会う。かをりの楽しげな演奏をきっかけに再びピアノ、そして“母との思い出”と向き合う決心をする公生だったが、かをりがある嘘をついていたことを知り…というストーリー。

山崎はことし、NHK連続テレビ小説「まれ」でヒロイン・希(土屋太鳳)の夫となる漆職人・紺谷圭太を演じ、一気にお茶の間での知名度と人気を獲得した。今後も快進撃は止まらず、今月19日には桐谷美玲と共演した映画「ヒロイン失格」、そして12月には、土屋太鳳と再びタッグを組む映画「orange―オレンジ―」と、話題作の公開が控える。

今作で“元天才ピアニスト”を演じるにあたり、山崎は10月に予定されているクランクインの約半年前からピアノの練習をスタート。現在も日々練習に励む毎日だ。ピアノ演奏は今回が初めてだが、ギターを弾きこなすリズム感の良さと集中力を活かし、みるみる上達しているという。その実力は、ピアノ指導者も「指が長くてまさにピアニストを演じるのにふさわしい役者さん」と太鼓判を押すほど。

今作でメガホンを取るのは、映画「僕の初恋をキミに捧ぐ」(09年)、「潔く柔く」(13年)など恋愛映画を手掛けてきた新城毅彦監督。共演には広瀬のほか、公生に恋心を抱く幼なじみ・澤部椿役でE-girlsの石井杏奈、同じく公生の幼なじみで かをりが憧れる渡亮太役にはドラマ「南くんの恋人」(フジテレビ系)で主演を務める中川大志。山崎、広瀬も加えた4人が切ない恋模様を描き出す。

今回、主演にあたり「この作品は日常がこんなにもカラフルなんだと教えてくれました」と作品の魅力を語る山崎。クランクインを前に、「天才ならではの苦しみ、葛藤を抱えた難しい役どころですが、新城監督をはじめとしたスタッフ・キャストの皆さまと一丸となって、天才ピアニスト有馬公生を演じきりたいと思います」と気合十分。

ピアノ演奏についても、「原作の演奏シーンは実際に音が聞こえてくるような臨場感がありました。今回ピアノ初挑戦ですが、映画でも揺れ動く公生の心を音楽に乗せて届けられるよう日々練習中です。観た人の目に映る世界もカラフルになるような映画にしたいです」と意気込む。

W主演の広瀬も「今回、初めてバイオリンに触れました。まだまだ苦戦していますが、日々バイオリンと作品に向き合い、戦っています」と、初の音楽家役に気合が入っている様子。

新城監督は「人を愛することの素晴らしさ、大切さ、そして時には味わう悲しみや涙、せつなさを、見終わったあとに優しく温かい気持ちになれるようお届けできればいいなと思っています。とってもチャーミングな広瀬すずさん、イノセントな山崎賢人くんをはじめ、石井杏奈さん、中川大志くんといった必ずこれからを担っていく若手俳優たちとキラキラ、キュンキュンとした物語を紡いでいきたいです」とアピール。

今、最も勢いのある若手俳優陣が織りなす青春×音楽×ラブストーリーの行方に注目だ!

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