SKE48大矢&須田が告白“映画に描かれていないこと”

2015/09/07 04:14 配信

芸能一般

インタビューに応じたSKE48・大矢真那、須田亜香里(写真左から)

名古屋を拠点に活動するSKE48の結成から6年間の軌跡を追った初のドキュメンタリー映画「アイドルの涙 DOCUMENTARY of SKE48」のBlu-ray、DVDが9月9日(水)に発売される。

同作は、'08年に名古屋で結成されたAKB48初の姉妹グループ・SKE48が、AKB48を追い越すことを目標に、ガムシャラに、真っすぐに突き進んできた6年分の映像をギュッと濃縮。また、48グループ一の“汗の量”を自負し、その一方で多くの“仲間”を見送ってきた少女たちの“涙の量”をリアルに描いている。

今回、SKE48を支えてきた主要メンバーの大矢真那須田亜香里にインタビューを行い、作品には描かれていない裏話や、今後のSKE48の展望について語ってもらった。

――SKE48の活動を振り返ってみて、今回の作品には描かれていない出来事で、一番印象に残っていることは?

須田:ことしの選抜総選挙(第7回AKB48選抜総選挙)です。良い意味で過去を捨てられた、というか、新しい自分になる決意ができた出来事でした。それまではずっと“素の自分”というよりも“自分の理想”を思い描きながら活動していた、という感じだったんです。でも、これからは「自分がどうなりたいか、どうしたいかを大事にしていこう」って。今まで自分の中で「こうしてはいけない」「こうならないように」と決めつけていたルールに縛られるのではなく、「とにかくやりたいことを何でも行動に起こしてみよう」と気付かせてもらえた総選挙でした。結果ではなく、新しいことにチャレンジする勇気をファンの皆さんにプレゼントしてもらったな、と思っています。

大矢:チームSで一度、すごくもめたことがあったんです。原因は、その当時全員が子供だったというのもあったのですが、みんなの気持ちが同じ方向を向いていなくて…。激しい意見交換からけんかみたいになって、大人の方も含めた全体での話し合いにまで発展して「これでチームSは終わるんじゃないか」って思うくらい! メンバー内も一気に仲が悪くなってしまって、全員が「これからどうなるんだろう?」と不安に思っていたんです。そんな前代未聞の大きな危機を乗り越えたことは印象深いですね。いまだに「あのチームは最強だった!」と言ってくださるファンの方も多いのですが、あの危機を乗り越えたからこそ、そう言ってもらえるまでのチームになれたんじゃないのかなって思います。全員で意見を言い合った話し合いの光景は、ずっと脳裏に焼き付いていますね。今では考えられない光景ですが、本気で意見をぶつけ合うのも大事なんだな、と思ったりもしました。

――8月31日に、松井玲奈さんがSKE48を卒業しました。大きな柱を失ったSKE48をどう支えていこうと思っていますか?

大矢:「またみんなで団結する日が来たんだな」と思いました。これまでは、SKE48のことだけを考える子、自分のことを考える子など、それぞれいろんな考えがあって、それが個性となっていい流れになっていたと思うのですが、(松井)玲奈が卒業した今、「これからSKE48をどうしていくか?」ということに対してのみんなの意識が同じ方向に向いているんです。玲奈が一人でSKE48のためにやってきたことは、私たち一人ずつではできないから「みんなで団結してやろう」と。全員が同じ気持ちになっていますし、全員で力を合わせて頑張る時が来たんだと思っています。

須田:卒業するメンバーが出て、これまで不安じゃなかったことなんてありませんでした。やっぱり、一人一人が大きい存在だし、メンバー同士で支え合っている部分も少なからずあるので。そんな中で、多くのメンバーが目標にして、一緒に歩いてきた玲奈さんが卒業したという状況は、めちゃめちゃ不安です。でも、不安じゃないメンバーが一人もいないからこそ、みんなで同じ気持ちでいられる、というのもあります。玲奈さんを通してSKE48を知って好きになってくれた方もたくさんいらっしゃったと思うんです。そんなSKE48の入り口に、私たちもなれるように頑張らなきゃ、と思いますね。そのためにも、今いるファンの方たちと一緒に歩いていきたいですね。

――最後にファンの方々にメッセージをお願いします!

大矢:とにかく今回のDVDは長いので、見る時は覚悟を決めて見てほしいなって思います!(笑)

須田:くれぐれも夜中に見ようと思わない方がいいです。私は、それで失敗しました…。夜見ようと思ってたら、朝になっちゃいました(笑)。時間のある時に見ることをお勧めします!