俳優・神尾佑が人生最大のピンチを告白

2015/09/05 19:51 配信

ドラマ

「ザ・ラストシップ」記者会見に神尾佑(中央)らが登場

BSフジで10月12日(月)からスタートするアメリカドラマ「ザ・ラストシップ」の記者会見が行われ、主人公のトム・チャンドラーの声を務める神尾佑や、主題歌を担当するUNIZON SQUARE GARDENのボーカル&ギター・斎藤宏介らが登壇した。

同作品は「トランスフォーマー」や「アルマゲドン」のマイケル・ベイ監督が初めて手掛けたテレビドラマで、致死ウイルスから人類を救うという命運を握ることになってしまった駆逐艦ネイサン・ジェームズの乗組員たちの姿を描く“海洋アクションドラマ”。アメリカでは、'14年のケーブル局新作ドラマ視聴率No.1も獲得した。

神尾は「トム・チャンドラーという役は軍人の中の軍人、理想の指揮官という人物で、そんな役の声をやらせていただくことを光栄に思っています。声の仕事はまだまだ不慣れなところがありますが、素晴らしい声優の先輩方に胸を借りるつもりでやらせていただいています」とあいさつ。

ヒロインで細菌学者のレイチェル・スコットの声を演じる藤本喜久子は「細菌学者なので医薬品の名前とか医療の専門用語とかが出てきて、それをちゃんと言えるようにするのが大変です。ほかの方々は軍の専門用語とかも多いので、皆さんそれに苦労しているところもあります」と同作品で声を演じる上での苦労を語った。

また、マイク・スラッタリー中佐の声を務める山野井仁は、自身と役との共通点について「ゴツい感じで低い声の役者、その辺りだけだと思うんですけど、実際僕はけんかしたりするとすごく弱いので想像力で補って芝居を作っています」と話した。

さらに、人類滅亡のピンチに立ち向かうという同作品にちなみ、人生で経験したピンチを聞かれると、神尾は「昔、『SP~警視庁警備部警護課四係~』('07年フジテレビ系)というドラマでレギュラーの仕事をいただきまして、ものすごく好評で話題にもなったんですよね。大きな仕事をいただいて『よし、これはいけるぞ』と思っていたんですが、クランクアップしてふたを開けたら3カ月くらい仕事がなかったんです。『これはダメかな』って思いまして、本当にピンチでした」と告白。

一方、米海軍基地の看守の生き残りであるテックス・ノーランの声を演じる安原義人は「私、バツイチでして。最初の嫁さんに『出てけ』って言われた時はピンチでしたね(笑)。慌てて住所録を見て一番近い女性のところに転がり込みました。で、すぐ結婚しました」とエピソードを披露。すると、神尾からは「チャンスじゃないですか」とツッコミが。

そして主題歌となる新曲について、斎藤はタイトルを「パンデミックサドンデス」と明かし、「ドラマのタイアップは初めてなんですけれども、最後の曲も含めて1つの作品として楽しんでいただけたらうれしいです。ドラマの持っているスケールの大きさとかハラハラする感じ、その余韻をもっと加速させられるように、バンドの持ってる疾走感でそれを増幅させることができたらと思って作りました。今ちょうどレコーディング中なんですけれども、すごくいい曲ができたので僕自身すごく興奮しているところです」とコメントした。