TOKIOの城島茂と石原良純がメーンMCを務める土曜朝の生放送情報番組「週刊ニュースリーダー」(テレビ朝日系)で、城島自らがスタジオを飛び出し、各界のリーダーを取材するコーナー「ニッポンの仕事人 週刊リーダー列伝」に、スキー界のレジェンド・葛西紀明選手が登場する。
今回、昨年のソチ冬季五輪で2つのメダルを獲得し、昨年11月29日には自らのワールドカップでの最年長優勝記録を42歳5カ月に更新した葛西選手に会うため、城島は長野・白馬ジャンプ競技場を訪れる。
城島はジャンプ台に上がって“レジェンド葛西”のジャンプを間近で体感。陸上トレーニングに挑戦する他、食事をしながらのトークでは昨年2月に結婚した葛西選手の新生活ぶりに迫るなど、葛西選手の知られざる魅力を紹介する。
ラージヒル、ノーマルヒルと2つのジャンプ台が並ぶ白馬ジャンプ競技場の壮大な風景に、城島は「初めて見ましたが、すごいですね」と感嘆した。その城島の前に美しいV字飛行から見事な“テレマーク”で着地して葛西選手が登場し、ドラマチックな初対面となった。
「高いところは苦手なんですが」という城島だが、ジャンプ台の上まで行きたいと志願。葛西選手もこれを快諾し、リフトで138mというラージヒルのジャンプ台の頂上へ。一般の見学者は展望台から見学するところを、特別にスタート地点まで入らせてもらった城島は、選手たちが順番を待つ階段部分に足を踏み入れる。
しかし、あまりの高さに笑顔はこわばったまま。立ち上がることさえ難しく、しゃがんだままで移動するほど。助走路の斜度は36度だが、直角にしか見えない状況で「こんなところを降りていくなんて信じられない…」という城島に、葛西選手は「スタート台に座りますか?」とニコニコしながら声をかけるが、城島は丁重に断った。
そんな城島の目の前で葛西選手は助走路を滑り降り、再び見事なジャンプを披露。その姿に城島は怖さを忘れ「すごい、美しい。見とれてしまう」と感激しながら見守った。
ジャンプ練習を間近で見た後は、バランス感覚と集中力を養い、体幹を鍛える葛西選手の陸上トレーニングにも密着。「スラッグライン」という特別なロープを張り、その上を綱渡りのように歩く陸上トレーニング方法を葛西選手が実演する。
その後、宿舎で昼食を取りながらのトークでは、体重制限の話題に。ルールにより60kgを下回ると競技に参加できないという葛西選手は、シーズン中は常に体重に気を遣い、食事制限をしているそう。
この日のメニューは葛西のリクエストで長野の名産そば。「レジェンドメニューですね」と言いつつ、長野ならではのおいしいそばを堪能した城島。家庭では奥さんに野菜たっぷりのスープを作ってもらい、いろいろな意味で満たされていると聞かされると、結婚を決めた理由などを直撃する。
そんな城島の質問に葛西選手は、「1年に2カ月ちょっとしか自宅にいられない自分をしっかりと待っていてくれるから」とキッパリ。マッサージ資格を持つ奥さんのマッサージなど、葛西選手の体を気遣ってくれるところも結婚に決意した理由だとか。
これには城島も「自分もロケで家を空けることが多いんです。その辺を分かってくれる人じゃないと結婚は無理ですね。これでも(事務所の)後輩からは“レジェンド”と呼ばれているんですけど(笑)」と、自らの結婚観も語った。
その他、3年後の韓国・平昌で開催される冬季オリンピックについてや、ジャンプを始めてオリンピックに出場するまでの歴史、「悔しい思いしかない」という長野オリンピックについての意外な思いなどを葛西選手が明かした。
葛西選手との出会いに、城島は「とにかくズルイぐらいすてきでカッコイイ。トップアスリートだけに許された特権というか、何をやってもカッコイイですよね。飛んでいる姿を見ただけで、感想が出ないぐらい見とれてしまいました。これまでメディアには出てこなかった素顔が見られたような気がしています。素の一人の男として、すごくチャーミングだと思いましたし、美しいなと思いました。久々にワクワクしましたね」と絶賛した。
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