ことし番組開始10年目に突入する人気バラエティー番組「内村さまぁ~ず」(隔週月曜にweb配信)が映画「内村さまぁ~ず THE MOVIE エンジェル」となって公開中。
バラエティー番組の異例の映画化で、三村マサカズ、内村光良、大竹一樹らが演じる、劇団兼探偵事務所「エンジェル社」メンバーが、依頼主からのさまざまな問題を解決していく中で巻き起こる物語を描く。
そこで出演する3人を直撃! 撮影エピソードや現在の心境を尋ねた。
――まずは、先日の舞台あいさつで内村さんは三村さんと“共演NG”とおっしゃっていましたが…。
大竹:みんな好きですね、そのせりふ。
内村:みんなこのネタ好きですね。
――そんな三村さんが主演で良かったことは何ですか?
三村:そういう怖いこと聞きますか!
内村:(笑)。せりふがないときにいい顔するんですよね。急にいきいきし出して、主役級の顔になる。逆にせりふがあるときは“せりふ言いますよ”っていう顔になる。
三村:本当にそんな顔になっちゃう…。
大竹:大根です(笑)。
――アドリブが多いとうかがいましたが、笑ってしまって撮影が進まなかったことはありますか?
内村:あります! まさに“共演NG”のきっかけになったシーンなんですが、三村が突然大竹のせりふを話し出したとき、「もう、俺、こいつとはできないな」って。
三村:しかもそれ、最初のテークじゃないんですよ。
大竹:テーク5くらいのときに、追い込まれて突然俺のせりふを話し出して…。自分のせりふも覚えてないのに(笑)。
三村:俺、もうだめだなと思いました(笑)。
――総勢56名のお笑い芸人さんが登場しますが、撮影中のエピソードはありますか?
三村:(阿佐ヶ谷姉妹の)渡辺(江里子)さん、いつも階段の隅に座ってたよね。
大竹:俺らとか内村さんがしゃべってるのをすごく集中して聞いてて。芸風が全然違うのに、俺らの話に食いついて、陰からそっと見てましたね。
内村:階段の隅で弁当食べてるの。
三村:変な人だったね(笑)。でも、うれしかったみたいですよ。
内村:おいしい役だったもんね。そういえば、(アンジャッシュの)児嶋(一哉)はあっという間に帰っていきましたね!
三村:児嶋もおいしい役。大きい声出して。
大竹:あのシーンは児嶋っぽさが出てましたね! 児嶋の良さってあそこだけですから(笑)。
三村:あれより長くいるとつまんなくなっちゃう(笑)。
内村:われわれがピークを作り上げた。
大竹:児嶋という人間のピークはあれです(笑)。
内村&三村:(笑)。
――芸人さんたちとは現場で何か話しましたか?
内村:あんまり話してないです。
三村:(芸人さんたちが大勢登場する)居酒屋のシーンは、けっこうバタバタしてたんですよ。
内村:次から次にお笑いさんがやって来て、てんやわんやしてました。
大竹:あまり会話できなかったですね。会ってない人も半分くらいいますから。
内村:残念ながら。
三村:「しゃべんないで帰っちゃったな、土田(晃之)」とか。あっ、土田とは飲みに行ったんだ!
大竹:行ったね。終わってから。
内村:ハマカーンとか、東京03とか、いっぱいいたんですけどね。でも俺たちは手前でしゃべってるから絡めないし、見られない。そのまま帰っていったかな。
三村:そっちサイド(カメオ出演)の人も遠慮してましたよね。今話し掛けちゃまずいかなとか。
大竹:俺も途中のシーンでそっちサイドになるんですけど…。
内村&三村:(笑)。
大竹:後ろでマジックやって。気付けばそんなシーンも多かったですね。
――大竹さんは“そっちサイド”で出演しているときの気持ちは?
大竹:マジシャンとして失敗しちゃいけない、ネタバレしちゃいけないって。映画には出てはいないんですけど、ちゃんとマギー審司が現場に来て教えてくれたんです。
内村:(番組の)「内さま」に出てないからっていう理由で。
大竹:そう! 番組に出てないから。
三村:「(映画に)出ればいいのに!」って言っても「イヤ、ダメなんです」って。「出ればいいのに」で出られないですけどね(笑)。ちゃんと筋書きがある訳だからね。
(第2弾へ続く)
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