9月11日から公開中の映画「内村さまぁ~ず THE MOVIE エンジェル」の舞台あいさつが東京・池袋シネマロサで行われ、内村光良、久保田悠来、工藤浩之監督が登壇した。
まず、内村光良が開口一番「解散はしません!」とコメント。前日の舞台あいさつでさまぁ~ずから「ウンナンは解散したんじゃ?」といじられたことでネットで話題になったことについて、きっぱりと否定。「これをもちまして、さまぁ~ずとの舞台あいさつはNGということで、一人で登壇します」と続けた。
舞台あいさつ初登壇となる工藤監督は、バラエティー番組「内村さまぁ~ず」映画化のきっかけについて「内村さんとさまぁ~ずさんというユニットで、配信から始まり、舞台も2回やって、次はいつかは映画をと思ってました。昔から、さんまさんの『心はロンリー気持ちは「…」』という、ドラマとコントが一緒になったような番組があって、それをテレビではもうできない時代になったので、映画をやるならそういうものにしたいな、というのがありました」と告白。
内村も「(映画化は)びっくりしましたね。でも、工藤ちゃんの演出で舞台を2回やりましたし、映画への流れになっていったんだと思います。工藤ちゃんとは私が24歳のときからずっと一緒なんです。『ウッチャンナンチャン』('89~'90年、日本テレビ)という番組から、『ウッチャン・ナンチャン with SHA.LA.LA.』('90~92年、日本テレビ)、『ウンナン世界征服宣言』('92~95年、日本テレビ系)、『ウッチャンウリウリ!ナンチャンナリナリ!!』('95~96年、日本テレビ系)、『内村プロデュース』('00~05年、テレビ朝日系)と、だいたい網羅している(笑)。さまぁ~ずとも長い付き合いで、こうして映画になったという感じです」と長年の信頼関係があったことを強調した。
同作品で50人以上のお笑い芸人と共演した久保田は「なかなかこんな機会はないですよね。一生分会ったかな、と(笑)。アドリブのシーンもあって、居酒屋で大竹(一樹)さんとのシーンなんですけど、テストもなく一発で終わりました(笑)」と明かした。
映画監督も経験している内村は、今回の作品で笑い声の演出が使われていることに「最初は驚くかもしれないけど、徐々に慣れていく感覚の映画。画期的な作品だと思う」と理解を示した。
観客の質問に答えるコーナーでは、「友情にひびが入らないように友人の遅刻癖を直すアドバイスを」と聞かれ、内村が「酒を飲みなさい。酒は全てを忘れさせてくれます。酒だけは裏切らない。ウド鈴木の名言です。フラれるたびに言ってました(笑)。私の人生の教訓です。ありがたい言葉です。さもなければ、“その友情は解散です”」と自虐ネタを披露。
「みんなスマホになり、(ガラケーだと)LINEの仲間に入れない」という30代女性には、「(3年前からスマホに変えたが)最初は慣れなかったけど、今は使い慣れているそう。慣れは大事」と言いつつ、最後は「酒を飲みなさい」と付け加えた。
最後に、工藤監督が「85分と短いので、楽しかったと思った方はお友達に“良い暇つぶしになりますよ”とぜひ勧めていただければ」と話し、内村は「今日はチャチャを入れられる事なくスムーズにトークができました。口コミでどんどん広まっていってくれることを願っています」と、さまぁ~ずが他の仕事で駆けつけられなかったことを笑いにしていた。
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