シャア・アズナブルの生い立ちを描いたことで話題のアニメ『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』。待望の第2話となる「機動戦士ガンダム THE ORIGIN II 哀しみのアルテイシア」が、全国15館で10月31日(土)より2週間限定でイベント上映される。
上映を前に、CS放送のアニマックスでは第1話となる「機動戦士ガンダム THE ORIGIN I 青い瞳のキャスバル」を10月30日(金)深夜0時から放送する。漫画「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」の作者であり、同アニメでは総監督も務めた安彦良和がインタビューに応じた。
「THE ORIGIN」でシャア・アズナブルの生い立ちを描こうと思った理由について、安彦は「´79年放送の『機動戦士ガンダム』の劇中ではシャアと言う人物が、本来ネガティブなキャラクターであったにも関わらず、ポジティブに受け取られていたことに違和感を覚えたからでした。圧倒的に書き込みが足りないなと感じましたね」と語った。
また、シャアと彼の妹セイラの人物像を描くにあたり、安彦がどのようにキャラクターを作り上げていったのか教えてくれた。「『機動戦士ガンダム』の逆算でキャラクターを作り上げていきました。シャアと言う男が不可解であることが魅力の一面にもなっていたと思いますが、それを放っておくと(ポジティブなキャラクターだと)誤解されかねない。なので、ジグソーパズルを1つ1つはめていくように、シャアの設定やキャラクターの関係性を作っていきました」と明かした。
最後に安彦は「機動戦士ガンダム THE ORIGIN II 哀しみのアルテイシア」を見る視聴者に対し「第2話は、シャアの性格形成が決定付けられる重要な回になります。シャアだけでなく彼の養父になるテアボロなど、愛すべきキャラクターたちの人間ドラマに注目してほしいですね」とコメントした。
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