限定復活の矢神久美、歓声に涙ぐむも「コンタクト痛い」

2015/09/16 07:00 配信

芸能一般

イベントに登場した(写真左から)桑原みずき、小木曽汐莉、矢神久美

元SKE48メンバーで芸能界を引退していた矢神久美小木曽汐莉が、期間限定で芸能活動を再開することが発表された。

これは、ファンのリクエストで引退したアイドルを“呼び戻す”という「幻の再会PROJECT」の発表イベントで明かされたもの。同じく元SKE48で現在は女優として活躍する桑原みずきが発起人となり、事前に募集したリクエストの数が多かった矢神と小木曽が呼び掛けに応える形で復帰が実現した。

会場に詰め掛けた約1000人のファンには誰が復帰するかは告知されておらず、2年半ぶりの活動再開となる矢神、小木曽がステージに現れると客席からは大歓声が上がった。矢神は卒業時からヘアスタイルなど雰囲気が変わっていたためファンも一瞬判別がつかなかったようで、名乗った瞬間のリアクションは一際大きなものとなった。

出る前は緊張していたという小木曽だったが、すぐに桑原と息の合ったトークを展開。大人びた桑原を「女優っぽい」とちゃかすと桑原は間髪入れず「女優だから!」と返し、漫才のようなやりとりで客席を沸かせる。

矢神は登壇時、ファンの歓声に一瞬声を詰まらせるような様子も。しかし小木曽らに「涙ぐんでる?」と聞かれると、「コンタクトが痛い」とひょうひょうとした回答で笑いを誘った。

本人たちが「まるで同窓会」と語るように和気あいあいとしたトークがひとしきり盛り上がったところで、新企画の発表が行われた。新企画は、彼女たちの半生をつづる自伝的エッセイが12月上旬に発売されること、その関連イベントが10月5日(月)にZepp名古屋で開催されること、そして矢神、小木曽それぞれの公式モバイルサイトが公開されることの3つ。

この発表と同時に、Tシャツ、生写真、イベント招待券付きのブックセットの予約受付がスタートしており、このセットの予約者がZepp名古屋のイベントに招待される。また、モバイルサイトでは撮り下ろし画像を先行公開するとともに、今後のプロジェクトの最新情報を提供していく。

この日のイベント終了後には報道陣による囲み取材も実施。記者に「卒業後、どんな仕事に就いたのか」と聞かれると、小木曽は「人と触れ合うことが好きなので、接客業をしています」と回答。矢神は「事務員と言えばいいのかな。それと、今まで会えなかった友達と会ったりしていました」と明かした。

ことし2月に公開されたSKE48のドキュメンタリー映画「アイドルの涙 DOCUMENTARY of SKE48」では、交際中の男性にプロポーズされたことを明かし話題を集めた小木曽。その後について聞かれると「ご想像にお任せします。これから女性としての幸せもつかんでいきたいので、温かく見守っていただけたら」と、明言を避けた。

自伝的エッセイの詳しい内容については未発表だったものの、桑原は「今まで話したことのないエピソードも出てくると思います」とPR。しかしすぐに「暴露本ではないです! 卒業する時に暴露本は出しちゃ駄目という契約を結んだので」と裏話を披露し、記者陣を笑わせた。

さらに、「芸能界に戻りたいと思うか」という問いには矢神、小木曽共に「今は本のことで頭がいっぱい」「その先は分からない」と言うにとどまった。なお歌や踊りといったアイドル的なパフォーマンスを行う可能性については、3人が口をそろえて「それはないですね」と否定。桑原は現在女優業にまい進中ということもあり、「アイドルじゃないので」と言い切った。

芸能活動の再開に戸惑ってしまうファンもいるのでは、という質問には、桑原は「アンチってことですよね? でも、仕事ですからね!」と大きく構える。小木曽は「いろんな意見はあると思いますが、決めたからにはやるしかないという気持ちです」と意気込んだ。

なお、イベント終了後には第二部として、この日が誕生日の小木曽汐莉のバースデーイベントも開催。バースデーイベントは入場無料とあり、さらに大勢の観客が詰め掛けにぎわった。