モー娘。フクちゃん、英語の歌でチェルとお勉強!?

2015/09/18 14:39 配信

芸能一般

「J-MELO」10周年記念の取材会にMay J.、モーニング娘。'15の譜久村聖、小田さくら、野中美希(右から)

NHKワールドの音楽番組「J-MELO」が10月に10周年を迎える。それを記念して、'08年から司会を務めるMay J.、準レギュラーで10月のオープニングテーマを担当するモーニング娘。'15の譜久村聖、小田さくら、野中美希が出席して取材会が行われた。

「J-MELO」はNHKワールドが約150の国と地域に向けて放送する、全編英語の日本音楽番組。番組タイトルは「JAPAN」「Melody」「Mellow」を掛け合わせた物で、ゲストと共にさまざまなジャンルの日本の音楽とアーティストを全世界へ発信中。放送は'05年10月にスタートし、現在はNHKワールドに加えNHK BSプレミアムでも放送されている。

10周年を迎え、May J.は「10年うち7年間、司会を務めさせていただいています。これだけ長く続けられるというのは視聴者の皆さんの支えがあってだなと感じているので、本当に感謝の気持ちでいっぱいです」とファンに感謝。

続けて、「7年間で視聴者の皆さんの反応が大きく変わったと感じています。視聴者の皆さんからいただくメールが毎回増え、今では155の国と地域から送られてきているので、日本の音楽が大好きな方々が世界中に増えていっているのが本当にうれしく思っています」と振り返った。

番組については、「『J-MELO』が一番大事にしていることは、視聴者の皆さんとのつながりだと思います」と紹介。また、「1番好きなのが、世界中の皆さんに好きなアーティストの歌を日本語で歌っている動画を送もらう“シンガーサーチ”です。日本語が上手な方が多くて、歌も上手なんですよ」とお気に入りのポイントを明かした。

一方、譜久村は「私がモーニング娘。に加入したのは'11年なんですが、よく分からないまま仕事をしていたときに『J-MELO』さんの『踊ってみた』を見たんです。その時に、世界の方からもこんなにたくさんモーニング娘。って愛されているんだなって感じました。自分が好きなモーニング娘。が、日本からも世界中からも愛されているんだなっていうことを知ったきっかけの番組です。モーニング娘。'14としてニューヨークでコンサートができたり、この番組を通して世界とつながることができたので本当に感謝しています」と感慨深げ。

今回、担当する番組オープニングテーマ「One and Only」は全編英語詞の楽曲。「『J-MELO』さんのテーマソングをまた歌えるよって言われた時に、『また歌えるんだ!』ってみんなで喜んだんですよ。でも、その後に歌詞カードを頂いたら全部英語だったので、『何これ!?』って。驚きましたし、英語で歌うのは難しいことだなとは思いましたが、より世界中の方に伝わるんじゃないかなって考えたらすごくワクワクしてきて、レコーディングもみんな気合を入れて頑張りましたね」と心境を語った。

小田は、「英語はもともとそんなに得意ではなかったのですが、野中美希ちゃんが帰国子女で英語がペラペラなので『これは負けていられないな!』って思って練習しました」と野中に対抗心を燃やす。その野中は、「8年間アメリカに住んでいましたが、まさかモーニング娘。'15として全部英語の曲が歌えるなんて想像もしていませんでした。私の夢は、世界の1人でも多くの方にモーニング娘。の格好良さを知っていただくことで、これもチャンスの一つかなと思います。これをきっかけに、もっともっと世界の人に日本の音楽やモーニング娘。について知っていただきたいです」と笑顔を見せた。

さらに、野中は「(レコーディングでは)野中ちゃんのところに集まって、みんなで『これ何て読むの?』って勉強会みたいな感じで練習してました。すごく頼りになりました!」と譜久村に明かされ、「先生になった気分で、すごくうれしかったです」と照れ笑い。

まだメンバーにも明かされていないというダンスについては「初の英語挑戦で歌詞の意味が伝わらない部分があるかもしれないので、そこをフォーメーションダンスで補っていきたい」(譜久村)、「今回は新たな試みということで、ダンスでもいつもとは違うようなことができたらな」(小田)、「前回やらせていただいたテーマソングの『What is LOVE?』ではサビの最後にみんなでハートを作っていたので、今回はアルファベットになったりするのかな?とか考えています。“surprising”なダンスを見せられるように頑張っていきたいな」(野中)とそれぞれ期待した。

その後、作詞・作曲を担当したつんく♂からのメッセージをMay J.が読み上げると、「歌詞に『僕が歌う、愛あるメッセージ』っていう意味の部分に心を打たれたので、それを私たちが伝えていきたい」(譜久村)、「つんく♂さんが世界の方と気持ちを共有したいというメッセージをくださったので、その歌を私たちが届けられるように頑張りたい」(小田)と気を引き締める。

最後に、「コンサートでニューヨークに行った時にファンの皆さんが私たちの曲を日本語で口ずさんでくれていたり、ブログに外国の方が日本語でコメントしてくださったりするので、すごく身近に感じられるようになりました。ネットでもたくさん見てくれているんじゃないかなって思うので、私たち一人一人の個性とか些細なことでも知っていただけたら、もっと好きになってもらえるんじゃないかなって思ってます」(譜久村)、「モーニング娘。の一番の魅力はライブだと思うので、ぜひネットでモーニング娘。の映像を見ていただきたいですね。そして、いつか会いに行けるように私たちも頑張るので、その時まで待っていてほしいな」(小田)、「他のグループにはないパフォーマンスが見られると思うので、もっと世界の皆さんにモーニング娘。を知ってもらいたいです。この曲が大きなきっかけになるんじゃないかなって思うので、パフォーマンスを含めて見ていただきたいです」(野中)と海外のファンにメッセージを送った。

モーニング娘。'15が歌う「One and Only」は10月から番組でオンエアされ、10月8日(木)の「J-MELO」10周年記念ライブで初披露。また、10月には「10th Anniversary Special Edition」と題した10周年記念の特別番組が2週にわたって放送される。