映像配信サービス「dTV」では、9月13日に生配信された「大塚 愛 LOVE IS BORN ~12th Anniversary 2015~」のライブをダイジェスト版に編集したものを独占配信することが決定。
同ライブは、大塚愛の誕生日33歳のバースデーとデビュー12周年を記念し、これまでの大塚愛の歴史を振り返ることのできる22曲を約2時間にわたって披露。バンドマスター・亀田誠治氏を含むバンドメンバーによる楽曲の演奏、大塚自らで調達した衣装、独特なMC、など大塚愛の魅力、人柄が存分に詰まっており、約3000人の集まったファンで3年ぶりの東京・日比谷野外音楽堂を沸せた。
オープニングから「ゾッ婚ディション」やデビュー10周年第二弾シングル「モアモア」「バイバイ」などを披露。
途中のMCでは、「ハロー! 大塚愛です。…多分」と会場を笑わせると、「大塚愛がデビューして12年。みんな一緒に年を取ったね、きょうは思い残すことなくみんなと愛を交わせたらいいなと思います。最後まで楽しんで帰ってね~」と語った。
続けて、「せっかく野外で飲める環境だったりするし、音楽でも酔いを足していこうかなと思います。皆さん踊っていく? エロい方の踊りだよ?」というと、髪をかき上げたりと色気ある艶美なしぐさや声で「半熟たまご」を歌い会場を魅了した。
ほぼスキャットで歌われているジャズ調の楽曲「シャチハタ」では、伴奏の合間に亀田を含むバンドメンバーを紹介し、「さぁ、きょう来てくれた日比谷野音の皆さん『いーい?』私の後にしっかりついてきて。いくわよ」とファンにレスポンスを求め、「OKよ。これぐらいで許しといてあげる」と独特なMCで盛り上げた。
テンポの良い「シャチハタ」の後に続いた、往年の名曲「黒毛和牛上塩タン680円」では、亀田誠治のリアレンジも加わり良いムードに。
そんな大塚は、数日前から天気を心配していたことを明かし、「夕暮れから夜にかけての、あたしが一番美しいと思っているマジックタイムを皆さんと一緒に過ごせてとっても幸せです」と無事にライブを迎えた喜びと幸せを報告。
カラフルな照明と音楽が異世界観を創り上げた「LOVE FANTASTIC」、会場の全員で飛び跳ねた「ポンポン」、 “大塚愛が大塚愛を食べている”というユニークなお面をかぶり歌唱した「つくね70円」も披露。
「Happy Days」では、間奏に箒をギター代わりに弾くしぐさを見せるなど、自由なステージパフォーマンスを繰り広げた。
最後の楽曲「さくらんぼ」を歌い退場すると、観客から「もう1回! もう1回!」と猛烈なアンコールが巻き起こると、ポニーテールに鳥型の髪飾り、白のTシャツ姿に衣装チェンジし、再びステージに登場。
今回、衣装を自分で調達したと言い、14万円ぐらいになってしまった衣装代だったが、12周年にかけて12万円に値切ったことを告白し、着飾らない一面をのぞかせた。
また「あっという間の12年、いろいろあったな12年。戻りたいような、でも戻りたくないなやっぱ。今が一番いいかなと思う」と話し、会場の観客をはじめ、スタッフや友人などへの感謝を伝えた。
「もう何もいらない! みんなの声とあたしの声だけでいいや」と、アカペラと手拍子だけで「Birthday Song」を歌い、ファンもそれに応え歌い出し、「おめでとー」の声と拍手で大塚のデビュー12周年と33歳の誕生日を祝福した。
さらに大塚からファンに意外なサプライズがあり、「やっぱりせっかくの12周年そのままでは帰されへん。まだ誰にも聞かせていない曲をやりたいなと思います。生きていれば、悲しいことももちろんあるけれど、幸せなことも必ずある」ということを考え作った未発表曲「日々、生きていれば」をピアノ弾き語りで披露。
そして大塚は「生まれてから特に褒められたことのない出来損ないが、何とかなって何とかなってる。大丈夫です。何とかなるもんでした。またいつの日か皆さんに会えるように、私も一歩一歩散歩しながら、間違って遠回りしながら、そんでもって気付きながらもまた皆さんとお会いしたいなと思っているので、ぜひまた会いに来てください。ありがとうございます」とコメント。
ラストは「ネコに風船」を“最高のバンドメンバー”と共に演奏し、最後はマイクを使わず地声で「愛してるよー」と会場のファンに伝え、約2時間にわたるライブの幕を閉じた。
また、dTVでは、大阪・東京の会場で約22万人を動員した8月に行われた「a-nation stadium fes.2015」を10月に独占配信も決定している。
さらに独特の世界観を創出する和楽器バンド、初の全国ツアーとなる「和楽器バンド 1st JAPAN TOUR 2015」の生配信も決定。
dTVは人気アーティストのライブ映像やミュージックビデオなど、延べ7万曲以上を月額500円(税抜)で視聴可能。初回31日間は無料で、ドコモ以外の人も利用可能となっている。
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