「アイドリング!!! 10年目の明日ング!!!」特別舞台公演「見よ、飛行機の高く飛べるを」の公開ゲネプロが9月19日に都内のキンケロ・シアターで行われた。
同作品は1945年10月、教職を目指す女学生が集う名古屋の第二女子師範学校で、新しい自分を発見し、人生を切り開こうとした少女たちの生きざまを描いている。
アイドリング!!!から、外岡えりか、酒井瞳ら8人が出演。ゲネプロ終了後、アイドリング!!!メンバーが、演出のラサール石井とともに囲み取材に応じた。
石井は「普通は1カ月から40日くらいは稽古をするが、3週間くらいしかなかった。しかも、朝9時から昼までやってイベントに行っちゃったり(笑)。リリースイベント、武道館(ライブ)の練習があったりと、とにかく忙しい中で、これだけ膨大な量のせりふを覚えて、すごい頑張ってました。最初の稽古2日間で、第一幕の1時間分は台本を見ず(せりふを)全部覚えて立ってましたから。相当頑張りましたよね」とメンバーを絶賛。
「一人は京都弁ですけど、名古屋弁があって、初めて浴衣を着て、はかまをはいて、草履を履いて。名古屋弁は苦労してましたね。(出演者の)小島範子さんが名古屋の方なので指導してもらって。お芝居をやりたいと手を挙げた人たちなので、これから女優として羽ばたいていけるステップになるんじゃないかな」と、卒業後のメンバーにも期待した。
外岡は「ここにいるメンバー間でもそうですが、出ていないメンバーにも手伝ってもらって、みんなで台本の読み合わせをずっとしていました」と、収録の合間などにメンバー同士で練習をしていたことを明かす。
すると、河村唯が「アイドリング!!!のマネジャーさんが鬼で、時間があれば『はい、台本開いて! はい、ここ台本なしで言ってみよう!』って(笑)。(移動の)バスの中でずっとです」と暴露。本番を数時間後に控える中での会見だったが、メンバーたちからは笑顔が見られた。
全員卒業となる10月31日(土)が近づいてきているが、「現代とは違うストーリーで、そういう難しさがあったから、みんなで協力しあっていいものを作っていこうということに必死でした」(河村)と、稽古中は卒業についての話はしなかったという。
外岡は「若い女の子たちが一つのことで奮闘していく姿が、アイドリング!!!と重なる部分もあると思う。10月31日で全員卒業ですが、それからの時間も含めて、こういうふうに一人一人頑張っていきますよということを、舞台で役として提示できると思うので、そういうところも重ねながら見ていただけたら」と話し、「この舞台が終わったら、すぐに10月5日の日本武道館の方に脳内を切り替えないといけないので、たぶん卒業の実感が沸くのは卒業してからかなって思います」と、卒業まで全力で駆け抜けることを誓った。
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