清水富美加が手塚治虫の幻の作品で人生初アテレコ!

2015/09/24 19:45 配信

芸能一般

清水富美加が昭和のテレビ史に残る名作に触れる!(C)NHK

9月25日(金)夜7時30分から放送される「金曜eye」では、「幻の名作 発掘大作戦!~あなたの“見たい”がよみがえる~」と題し、'60~'70年代に放送されたテレビの名作を紹介する。ナビゲーターは、NHK連続テレビ小説「まれ」(NHK総合ほか)で注目を集める清水富美加が、“謎のモグラ”と共に務める。

'60~'70年代といえば、多くの名番組が生まれた「テレビの青春時代」ともいうべき時代。しかし、当時は放送用テープが高価だったため繰り返し再利用するのが常識。そのため、ほとんどの番組が消えてしまっている。

そこで、NHKは'13年から「番組発掘プロジェクト」を始めた。それは、NHKに保存されていない“幻の名作”を家庭用ビデオで録画した人を探すローラー作戦。出演者、制作者、一般視聴者にも広く呼び掛けた徹底的な調査の結果、この2年で発掘された番組は全部で4000本に上るという。

番組ではその中から、歌番組にあまり出なかった石原裕次郎が全11曲を熱唱する「ビッグショー」('75年)、昭和を代表する喜劇役者・三波伸介の「お笑いオンステージ」('72~'82年)など貴重な映像を公開する。

また、手塚治虫の幻の名作「ワンダーくんの初夢宇宙旅行」('69年)も発掘。アポロ月面着陸に先駆けて、アニメと実写の融合で宇宙旅行を描いた実験作だが、見つかったのは映像のみ。そこで「完全版」を再現するために、当時のスタッフが集結。“人生初のアテレコ”だという清水が主人公の声に挑戦する。

さらに、清水は映画監督の山田洋次へのインタビューも敢行。初めて脚本を手掛け、特攻隊の遺族の悲しみを描いたテレビドラマ「遺族」('61年)から変わらぬ山田監督の思いに迫る。

収録を終えた清水は、「自分が生まれる前に流れていた映像を見たり、話を聞いたりして、今ではないことがたくさんあって面白かったです。今では当たり前のことが、当時は当たり前ではないという面白さもあります」と昭和のテレビ界に興味を持った様子。「6時間スペシャルくらいにして欲しい!!」と見応えたっぷりの番組をアピールした。