堀北真希「山本さんが最初の一歩を提案してくれた」

2015/09/30 05:00 配信

芸能一般

堀北真希、山本耕史、戸田恵子が出演する舞台「嵐が丘」がWOWOWライブでオンエア

8月22日に入籍を発表した堀北真希が、お相手となる山本耕史と共演した舞台「嵐が丘」が、10月3日(土)WOWOWライブでオンエアされる。放送に先駆けて、堀北がコメントを発表した。

堀北は「キャサリンとヒースクリフの愛は、最初、共感できるような愛ではなかったので、作品を通してお客さまに伝えるのが、大きな課題になると思いました。

山本さんは、演じるヒースクリフに迷いがなく、私が二人のシーンに悩むと、最初の一歩を提案してくださいました。

戸田(恵子)さんは、お芝居と語りでずっと舞台上にいるのですが、今、どのシーンなのかは、そばで見ているだけでもスッと入ってきました。お二人とも大ベテランですので、一番最初の段階から完成されていたんじゃないかな、と思えました」と語った。

本作は、「世界の十大小説」の一つに挙げられ、「リア王」「白鯨」と並ぶ英語文学の三大悲劇とも評されるエミリー・ブロンテの名作・小説「嵐が丘」を原作にした舞台。

「嵐が丘」という名の屋敷の住人が繰り広げる、愛と復讐(ふくしゅう)の物語だ。

主役で屋敷に住むアーンショウ家の娘・キャサリンを演じるのは堀北。奔放に育ち、愛だけに生きるという、自らのパーソナリティーにはない女性像に挑む。

キャサリンの結ばれることのない恋の相手、ヒースクリフを山本、キャサリンの身の回りで起こった悲しみの歴史を全て知る家政婦・ネリーを戸田が演じる。

脚本、演出を手掛けたG2は原作を読み直し「“手に入り難い”ものをひたすら求め、もがき、あがき、到達しようとするエネルギーに圧倒された」という。

できる限り原作のせりふのまま抜粋翻訳して再構成し、新たな脚本を作ったが、その狙いを原作のせりふの骨太な良さを生かすためだったと語る。