ことし6月に放送された特番「そこそこチャップリン」がレギュラー化し、10月3日(土)夜2時10分からテレビ東京で「こそこそチャップリン」としてスタートする。
本番組は、毎週4組の芸人がネタを披露し、観客30人のうち20人以上が面白いと判定すれば翌週も出場できる。3週連続で勝ち抜けば、年末年始に放送される特番「そこそこチャップリン」の出演権を獲得できる。
20人未満の場合は土田晃之のくじ引きにより、たまり場にいる芸人の中から次週の出場者が決定する。番組収録には、アキラ100%、お侍ちゃん、オジンオズボーン、オテンキ、ゴンゾー、ジグザグジギーら20組の芸人が集結。番組収録後、出演する綾部祐二、澤部佑、土田晃之が囲み取材に応じた。
――印象に残った芸人は?
綾部:しゃもじ面白いですよね、印象的。インパクトある人もたくさんいるんですけど、出過ぎてないところもいい。
澤部:キャラがある方が評価される中、ブルーリバーの正統派漫才が心に残っていますね、面白かった。
土田:モグライダーだけ知らなかったのでインプットしました。
綾部:何回も見てると、ツッコミの方の技術が半端じゃない!
澤部:確かに! 本気でボケの方がミスしているのを臨機応変にさばきながら進行しているあの技術がすごい。
綾部:確かにすごいですね、モグライダー。
土田:基本的にみんな面白かった。スベってる人がいなかったよね。
綾部:でも芸人からしたらたまらないですよね。点数付けられるなんて。
土田:あんな状況を経験したからわれわれ二人(綾部)は、ここまできましたもんね。ボキャブラの時だって、“たまり”っていって、セットのないスタジオの端に立たされたりとか、3週勝ち抜きの番組とかいくらでもあったので。
綾部:僕らも劇場で経験を積んだりとか、深夜のランキングの番組に出たりとか、気持ちは分かりますよね。
澤部:何でそんな一人ぼっちにするんですか! 一応僕だって経験してますよ。
――今後の夢などはありますか?
綾部:最終的にはハリウッド!
澤部:着々と階段を歩んでいらっしゃいますもんね。
土田:ハリウッドを牛耳ってるのが澤部さん。アメリカのショービジネスを背負っているのは澤部。ベガスって言わないかもしれない。サワベ!
澤部:意味が分からない。“サワベ”って何なんですか!
土田:今は何にもないです。仕事があればなぁって。今一番の僕の憧れの人は伊東四朗さんです。あの年齢で一人勝ちはいないです。バラエティーにも時々来られるし、マスコットキャラクター的存在でMCを務めたり、ひな壇の一番手前にもいたり、俳優や舞台もやられている。なんといっても、タフマンという長いCMをやっている。やっぱり伊東さんは一番の理想かな。
綾部:あれはタフマンの効果なのかな? ずっとタフマンだもん。
土田:伊東さんの舞台にお花を出したりしても、僕にもちゃんと手紙をくれたりする。すごいなと思います。
澤部:僕は、澤部の娘なんてことで、娘がいじめられなければと…。
――レギュラー化することへの感想を教えてください。
土田:特番をやって内村さんも楽しかったと言っていたので、またやれればと思っていました。
綾部:ネタを見せる番組がなく厳しい状況なので、芸人からしたら本当にありがたい番組です。よかったなと思います。
澤部:そもそもMCをあまりやったことがないので、先輩方を相手にやる緊張はあります。
――最後に視聴者の皆さんに一言お願いします。
土田:「起きて!」。きょう来て台本を見た時に、俺(OA時間には)寝てるなと思ったんで。
綾部:深夜ならではのネタのチョイスができるので、こんなネタをする若手芸人がいるんだというのをチェックできる番組だと思います。ぜひとも、こそこそチャップリンよろしくお願いします。
澤部:ネタのレベルがどんどん上っているので、この番組を通じてまだまだ芸人界終わっちゃいないぞという思いで、それを背負っていくぐらいの気持ちで頑張りたい。
土田:さすがテレ東の次期社長ですからね。
澤部:若手の皆さん良いネタ持って神谷町へ集合だ!!
綾部:やめてよ、文字にすると最悪だから!
土田:諸先輩方にあいつ調子に乗ってると思われるぞ。
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