中村蒼の剃髪姿に伊藤英明「自分だったら断るな(笑)」

新ドラマ「無痛～診える眼～」の制作発表が10月1日に行われ、主演の西島秀俊、伊藤淳史、伊藤英明ら主要キャストが登壇した。

10月7日(水)スタートの同ドラマは、久坂部羊の「無痛」を原作に、ドラマオリジナルのストーリーを加えて描く。

主人公の為頼英介は、人間を外側から見て、医学的兆候の診断だけで、その人間の健康状態や病気の進行状況、ひいては罪を犯す徴候を読み取ることができる。ある事件をきっかけに警察に協力するようになった為頼が、天才的な観察眼と経験の蓄積によって事件を解決に導く1話完結の物語。

為頼を演じる西島は「監督からは『普段よく笑っている君をそのまま出していきたい』と仰っていただいて、今回は素に近い自分が出ていると思います」とあいさつした。

また、為頼診療所の看護師役で、為頼の良き理解者でもある井上和枝役の浅田美代子は「撮影の中で西島に抱きかかえられるシーンがあったと聞いていますが？」と司会者に聞かれ、「なかったです！　あったんですか？　抱きかかえてないよね？」と西島に尋ね、西島は「抱えましたよ！」とすかさずツッコむシーンも。

そのシーンを覚えていないという浅田は「あ！　私その時、目つむってたんだ！」と明かし、会場の笑いを誘った。

一方、この役柄のためにスキンヘッドにしたことが話題になっていたイバラ役の中村蒼は「みんな意外とドライな感じで、母から1通『とてもびっくりしたけど頑張ってください』と連絡が来ました」とのことで、「クランクインしてからは何の抵抗もなく、ひげをそった延長線上で頭をそっています。あとはこの撮影が終わって無事に生えてきてくれればいいです(笑)」と告白した。

さらに、伊藤英明は中村のスキンヘッドについて「中村君の役者魂にびっくりした。自分だったら絶対断るなぁと思って(笑)」と明かし、「高校の時の同級生にそり込み入れたっきり髪の毛が生えてこない友達もいたので、中村君これで髪の毛生えてこなかったらどうするんだろう、そこまで番組は責任取れるのか」と言い、キャスト陣は爆笑、現場の雰囲気の良さが伝わってきた。

最後に西島は「1話完結の悪人を逮捕する痛快なドラマというだけでなく、痛みとともに人が生きるとはどういう意味があるのかという深いテーマにまで切り込んでいくことになると思います。骨太な見応えのある人間ドラマにしていこうと思っています。よろしくお願いします」とアピールし、会見を締めくくった。