前代未聞!ラジオドラマ「あ、安部礼司」が武道館進出

2015/10/03 05:00 配信

芸能一般

「NISSANあ、安部礼司 史上最大のワクワク大作戦ABE-GIG in 日本武道館~10年に一度の大家族会議」。出演者の「安部礼司ファミリー」とゲスト・平原綾香

人気ラジオドラマ番組「NISSAN あ、安部礼司~beyond the average~」(TOKYO FMなど全国37局ネット)が、'06年の放送開始から10年目に突入したことを記念して、10月2日(金)の「0(レイ)2(ジ)の日」に東京・日本武道館でイベント「NISSAN あ、安部礼司 史上最大のワクワク大作戦ABE-GIG(アベ・ギグ) in 日本武道館~10年に一度の大家族会議」を開催。全国から約8000人の番組リスナーを集めた。

毎週日曜日夕方5:00からオンエアされている「あ、安部礼司」は、'71年生まれの平均的サラリーマン・安部礼司(※英語の「アベレージ」をもじったもの)を主人公に、彼を取り巻く同僚や友人、家族たちの日常がコミカルに描かれるラジオドラマ番組。番組の人気上昇にともなって、リスナーを招いてのイベントも多数開催されており、その際はラジオドラマ内の声優陣が役柄に扮して登場、「生ラジオドラマ」を演じることが通例となっている。

今回、音楽ライブの聖地である日本武道館にて行われたイベントでは、生ラジオドラマに声優・緒方恵美、乃木坂46の橋本奈々未、俳優の千葉雄大が参加。また歌のゲストとして、サンプラザ中野くん平原綾香渡辺美里がそれぞれ生歌を披露する一方、金子隆博(from米米CLUB)が手がけた番組の新テーマソングも披露された。

本編終了後、安部礼司役を演じる小林高鹿、刈谷勇役を演じる杉崎真宏のふたりを独占直撃した。

――日本武道館という大舞台を終えて、今の感想は?

小林「思った以上にお客さんが入ってくれたこと、それが一番うれしいですね。お芝居のように1か月、2か月と稽古をするものではないので、どこまでできるか不安もありました。ただ、形になるものは残せたつもりです」

杉崎「感想は…最高! 『安部礼司』で僕たちやスタッフが10年間、"レディオドラマ"でありながら"レディオドラマ"の枠に収まらないことをやってきた、その成果を日本武道館という場所で示せたんじゃないかな。きょうやったことも、ライブでも演劇でも朗読劇でもない、他に類を見ないエンターテイメントだと思っています」

――集まった約8000人の反応は、どう受け止めました?

杉崎「全国からこの日を楽しみにしてくれた人がいる、素晴らしい空間でしたね。本当に世界一のリスナーたちです。刈谷勇はセリフではないところ、アドリブだったりで頑張ったので、それが特にお客さんの"笑顔"につながったのかなと(満面の笑み)」

小林「皆さんの思い入れ、『10年応援してきた』という熱い思いを感じました。それに対してこちらからも感謝の気持ちが伝わればと考えていたし、(出演者と観客との)"エール交換"のような場だったと思います」

――終わった今だから明かせる、失敗談・裏話などありましたら。

小林「出番のトチリが一回あって…。観客席は全員"味方"だから大丈夫大丈夫と思いつつ、やっぱり緊張していましたね。正直浮き足立っていました(苦笑)」

杉崎「"安部きゅん"と違って僕はミスがないんでね! 裏話としては登場シーン、実は当初、あそこ(※客席内の中央ステージ)から出てくる予定じゃなかったんです。みんなと一緒にステージ上で横一列に出る予定だったんですけど、ただ刈谷勇がどこで登場するかは『安部礼司』の楽しみどころのひとつ。だから『俺=杉崎はいいけど、刈谷はいいと思うだろうか?』――そうスタッフさんに相談させていただいて、変更になったんです。あの登場シーンでお客さんがワーッ!と湧いてくれた、このことは僕の一生の宝物になりました」

――最後に、きょうの自分の出来、100点満点で採点するなら?

小林「俺は結構自分に辛いほうなんですけど、1000点! 理由は、たくさんのお客さんに楽しんでもらえたと思うし、皆さんとひとつになれたから。自分的にはトチリはありましたけど、あれも"生"でしか起こらないハプニングだし、皆さんの思い出になったんじゃないでしょうか(笑)」

杉崎「100億点ですね! カリコ(※刈谷勇以外に杉崎が演じる、オネエことばでしゃべるキャラクター)も出させてもらって、自分のいろんな部分を見てもらったし、きょうのステージに一片の悔いもないです。ただ唯一心残りがあるとしたら、次武道館いつだろうと。なんだったら、1週間後やりたいぞと。欲しがってますね、体が(笑)」

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