榮倉奈々、図書館戦争2作目出演を「誇りに思う」

2015/10/05 15:38 配信

映画

映画「図書館戦争 THE LAST MISSION」で笠原郁を演じる榮倉奈々

本を読む自由を守るために戦う図書隊員の熱き姿を描いた「図書館戦争」。原作小説は2006年の発行以来シリーズ累計600万部を突破し、メディアの枠を超えてファンを拡大。2013年に実写映画化され、興行収入17.2億円の大ヒットとなった。その続編『図書館戦争 THE LAST MISSION』が10月10日に公開となり、榮倉奈々が心境を語った。

――続編が決まったときのお気持ちをお聞かせください。

「1作目の撮影中から、シリーズがたくさんある作品なので今後も作っていけたらという話をしていて、ほぼ同じスタッフ、キャストで続編が出来るって聞いた時はすごく嬉しかったし、それと同時に前作を上回る成長した笠原郁を演じたかったです。みんなが愛情を持っている作品なので、作り手の期待も感じますし、それに答えたいなと思いました。1作目より責任感はすごく感じました」

――クランクインにむけて、日ごろから心がけていたことはありますか。

「前作よりもアクションシーンが増えているので、なるべくスタントではなく自分でがんばりたくて、トレーニングはずっとコツコツ続けてきました。走ったり、筋トレしたり。タスクフォース(選抜されたメンバーで編成される精鋭部隊)の一員としての仲間感も出て欲しかったし、やっぱり女子だよねって思われたくなくて。どんなアクションが映画に入ってくるかギリギリまで分からない部分が多かったし、現場で変わってくることもあるので、それに対応できる身体作りをしていました」

――1番印象に残ってるシーンは?

「戦闘シーンでタスクフォースがどんどんやられてしまうシーンがあるんですけど、ほんとに寂しいなと思いました。みんな仲いいし、すごく親切で優しい親戚のお兄さんみたいな人たちが多かったから。ラストミッションに向けてみんな鍛えて前回よりもパワーアップしていて、仲間っていう意識も前回より強くなっていたので、目の前で倒れていく姿を見ているのはさみしかったです」

――皆さん休憩中はどんな感じなんですか?

「タスクフォースのみんなと楽しく過ごしていることが多かったです。みんなそれぞれが大変な撮影が多かったので、休憩中は楽しもうっていう気持ちで過ごしてました。タスクフォースの人たちの裏設定のキャラクターを作って妄想したりしていました(笑)」

――それぞれに大切なものを守っているというメッセージがありましたが、榮倉さんご自身が大切にしていることはありますか?

「運動ですね。毎日、走ったり筋トレしたり。そんなに大げさなことじゃないんですけど、日常で体のケアをすることはとても大切かなと思います」

――笠原郁とご自身が重なる部分はありますか?

「女子で図書隊に入ることもタスクフォースに入ることも並大抵の努力じゃないと思うんですけど、それをやり通しているからかっこいいなって尊敬しますね。助けてくれた王子様みたいになりたいっていう純粋なモチベーションを持っているのはとても羨ましいです。遠いゴールを見据えてコツコツ出来る人はちゃんとしているなって思います」

――1番大変だったシーンは?

「最後に走って本を届けているシーンは深夜ずっと走っていたんですけど、過酷なシーンが終わってからの撮影だったので、途中でけがをしないようにとても神経質になっていました。車で牽引しての撮影で、車との距離を指定されてこちらが速度を合わせる感じだったんです。それが自分のマックスのスピードだったので、早く止まれ!って思いながら走っていました(笑)」

――ひとりの女優として、図書館戦争シリーズはどういう存在ですか?

「原作にたくさんのファンの方がいて、たくさんの方に大切にされている作品に出演させていただけることはすごくありがたくて嬉しいし、それが認められて2作目に繋がったということは誇りに思います」

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