トリンドル玲奈、篠田麻里子、真野恵里菜がトリプルヒロインを務めて話題を呼んだ映画「リアル鬼ごっこ 2015 劇場版」が、第19回モントリオール・ファンタジア国際映画祭において「最優秀作品賞」「最優秀女優賞」「審査員特別賞」を受賞。カナダ・モントリオールから届いた賞状の授与式が都内で開かれ、トリンドルと園子温監督が出席した。
園監督は「今回の受賞は本当に名誉なこと。モントリオール・ファンタジアは、日本ではあまり知られていないかもしれませんけど、モントリオール最大規模を誇る映画祭で、そこで賞を取れるということは非常に世界的にも話題になることだと思うし、すごくうれしいです」とあいさつした。
今回の出演オファーについてトリンドルは「『リアル鬼ごっこ』と聞いて、園監督と聞いて、台本を読んで、それまでのストーリーとは全然違くて、なかなか画が浮かばなくて。でも楽しそうというか、頑張ってみたいなって思って撮影に入りました」と撮影前の心境を明かした。
そんなトリンドルからクランクイン前に「死ぬ以外でしたら何でもやります!」と宣言されたという園監督。
「その時にものすごく感動して、彼女が涙流しながら言った宣言を聞いて、僕も身が引き締まる思いで。最近女優に厳しくすることは最近なかったんですが、『締めていこう、泣かしていこう』という気持ちで頑張りました。“愛”ですよ“愛”」と園監督は撮影の裏側を語った。
そんな中、記者から「一番大変だったシーンは?」との質問にトリンドルは「全部大変だったといえば大変だったんですけど、自分が思っているよりも『大変だったでしょ?』って見た方から言われることが多くて。楽しかったです(笑)。
ただすごく寒くて、走るシーンが多くて。撮影に入る1カ月くらい前からランニングの練習をしたりとか、(世田谷区の)三宿辺りを夜に30分くらいトレーナーさんと一緒に走ったりして。それまで運動はあまり得意じゃなかったので、それは大変でしたね(笑)」と苦労を告白した。
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