谷村美月、奥飛騨で見た流れ星に感動!

2015/10/08 12:34 配信

ドラマ

ドラマ「ガッタンガッタンそれでもゴー」の取材会に登壇した(写真左から)松尾スズキ、主演の谷村美月、町田啓太、脚本の岩井秀人(C)NHK

NHK BSプレミアムで10月28日(水)に放送される岐阜発地域ドラマ「ガッタンガッタンそれでもゴー」の試写会・取材会が東京・渋谷のNHK放送センターで行われ、出演の谷村美月町田啓太松尾スズキ、脚本の岩井秀人が登壇した。

本作は岐阜・奥飛騨が舞台。主人公・加奈(谷村美月)は母・裕美(芳本美代子)の死をきっかけに故郷の奥飛騨に戻ってきたが、幼少期のいじめが原因でどうしても故郷が好きになれないでいた。一方、奥飛騨で暮らしていた同級生の信一(町田啓太)も父・哲治(鶴見辰吾)と母・春子(国生さゆり)が経営する温泉旅館を嫌々手伝う中で、自分の夢を諦めようとしていた。

そんな時加奈は、鉱山や鉄道といった“奥飛騨の宝”を大切に思う小谷(松尾スズキ)に出会う。小谷が提示するかけがえのない宝に触れ合い、加奈と信一の中で変化が生じていく。物語は奥飛騨の雄大な自然をバックに、現実世界でも運行している「ガッタンゴー」という乗り物の開発秘話をベースに進んでいく。

主演の谷村は「実際に出来上がった作品を見てみて、あの時自分がとった行動だったり、その時しか出せないものがあったりしたんだろうなと思いました。その時感じたものが残っていることの大切さを再確認致しました」と振り返った。

町田は「僕も出来上がった作品を見させていただいて、奥飛騨・高山の絵が本当にきれいで、雰囲気も素晴らしく、そこに溶け込めるように自然と作品の中に入っていけたらいいなと思っていました。最後に(エンドロールで流れる)現地の方々と撮った写真を見て、こみあげてくるものがありました。今度お会いした時に時に作品の感想を聞いてみたいです」と語った。

松尾は「僕が演じた役の小谷役のモデルになった山口さんという方がおられるのですが、実際に会い、現場に来ていただき、すごく感激しました。破天荒なことをやるっていう田舎の日常の中で何とか非日常を作りだしていこうとすること、『やってやろう!』という精神を持っている方です。今先が見えない世の中の中で、『つまらない、つまらない』と生きている若者が多いと思いますが、“面白い”は自分で作りだすものだなぁとすごく感じていて、それに共感する人物を目の前にしてすごく感激しました。でも何度も撮影現場に現れるので、だんだん『やりにくいな』と(笑)。(作中登場した)奥飛騨の洞窟は映像で見るより何倍もすごくて、ああいう所をトロッコで行くなんて、こういう仕事をやっていなければまずないだろうなと。この仕事をやっていて良かったと思いました。

谷村さんとは10年くらい前に親子の役でコマーシャルをやらせていただいたこともあり、『どんなふうになっているかな?』と思ってネットで検索してみたら、ブラジャー1枚の写真とか出てきて。驚いて『これはどういうことだ』と思いました(笑)。実際現場で会ったら昔と変わらない、携帯ばっかり見ているような子で安心しました(笑)。

町田君は、今回、劇団の人がやると聞いていたから、僕も劇団の人間なのでこれはシンパシーを覚えるような若者が来るのかなと思ってお会いしたら『全然劇団じゃねーな!』と。でも劇団EXILEということで、こういう劇団もあるんだなと思いました」と語り、会場を笑わせた。

記者から「今回ロケの中で見つけた、飛騨・高山の中で体験してほしいものはありますか?」と問われ、「人生で初めて流れ星を見ました、それがすごく印象的でした。また岐阜県に行ったというのが自分の中で大きかったです。東京に帰ったら、『空気が違う!』と驚いてしまいました」(谷村)、「撮影期間中に、(共演した)鶴見(辰吾)さんから聞いた平湯大滝を見に行きました。本当に、大自然を感じました」(町田)、「作中でも登場したガッタンゴーは興味深いなと思いますので、ぜひ岐阜県に行ったら乗っていただきたいです。すごく気持ち良いので。1回3000円です!」(松尾)とそれぞれ回答した。