「水曜どうでしょう」や「おにぎりあたためますか?」など、全国にその名を轟かせるバラエティーを制作してきたHTB(北海道テレビ)が、10月9日(金)より全く新しいローカルレギュラーバラエティーをスタートさせる。
その名も「平岸我楽多団(=ひらぎしがらくただん)」。番組オリジナルの出演者で同名のグループを結成し、彼らが自由な発想と企画を立案してさまざまなことに挑戦していく実験バラエティーだ。
初回の企画は「OKT48」。正式名称はO(オモシロイを)K(考え)T(続ける)48(48時間)ということで、「48時間起き続けたら、人はどうなってしまうのか?」をテーマに、出演者5人が48時間にわたって「面白いテレビとは?」を考え続け、実行することを課せられた“実録人間ドキュメント”。ソックリさん探しや、大物スポーツ芸能人の自宅訪問など、初回から見どころ満載だ。
ちなみに「面白くなかったシーンは放送しない」と宣言されているため、この回の放送でこの企画が何分放送されるのかは定かではないが、初回から体力・気力ともに厳しいものになるのは間違いない。性別・年代・職業もバラバラの名もなきメンバーは一体どんな“面白さ”を見せてくれるのか。
ちなみに初回に出演する平岸我楽多団メンバーは、納谷真大(演劇人)、吉本直喜(芸人・アフ&ヨッシー)、丸山草多(芸人・アフ&ヨッシー)、金子智也(ミュージシャン)、蛎崎紗斗(ラジオパーソナリティー)の5人だ。
果たして彼らはダイヤの原石になるのか、川岸の砂利になるのか。そして番組は「水曜どうでしょう」級の人気バラエティーに昇華するのか…未知数過ぎるだけあって逆に期待が高まる。
なお、HTBが見られない地域では放送1週間後に「HTB 北海道onデマンド」での無料VOD配信でも楽しむことができる。
総合演出を担当する杉山順一氏は「テレビが面白くないと言われている時代に、面白いテレビとは何かを初心に戻って実験します。第1弾の企画、OKT48に関しては48時間出演者をいわば放し飼いにしたら、どんなことを思い付き、どんな行動を取るのかという、『人の行動ウオッチング』を楽しんでいただきたい。
“第二の大泉洋”を、とか“TEAM NACS”を、とは全く思っていない。今回はオフィスキューの人たちも出ていないので。ただ、面白い人たちは北海道中にまだいるはずなので、誰にも知られていない、埋もれている人を探して、発掘してっていう作業を1から続ける番組です」と、番組立ち上げのきっかけを明かした。
続けて、杉山氏は「気持ちとしては『水曜どうでしょう』に化けた、母体となった番組『モザイクな夜』を始めたときの気持ち。名もなきスタッフと、名もなき出演者でいろんな実験をして『水曜どうでしょう』が生まれたので。『成功を体験した』とか『人気番組を作った』というような気負いはなく、イチから作ってみようと思っております」と、肩の力を抜いて意気込みを語った。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)