“歴女”杏が巡る、アジア巨大遺跡

10月17日(土)から放送されるNHKスペシャル「アジア巨大遺跡」で、アジア各地に残る謎に満ちた巨大遺跡を巡り、そこに秘められた文化や文明をシリーズ“全4集”にわたりひもといていく。

女優の杏が番組ナビゲーターとしてアジア巨遺跡を巡る他、4K・8Kカメラを使用した撮影による映像美も。

10月17日(土)に放送されるシリーズ第1集は、世界遺産に登録されているカンボジア・アンコール遺跡群が舞台。内戦で各地に地雷が埋められ、研究が阻まれてきたアンコール王朝の文明の謎を、ヘリコプターによるレーザー調査など最新の科学技術を用いて考古学的にアプローチしていく。

番組のエグゼクティブプロデューサー・稲毛重行氏は「新しい映像技法を発揮できるものとして、大きくて迫力があり陰影や色味もあるので遺跡は表現がしやすいと思っていました」と、今回のシリーズで4K・8Kカメラを起用した理由を語った。

また、アジア巨大遺跡にシリーズの焦点を当てたことについて「今、西洋の合理主義が見直されている中で、アジアが持っていた昔ながらの知恵を表現したいと思っていた。そして、取材を通してそのことを象徴しているのが遺跡であると感じることができた」とシリーズの制作への心境を吐露した。

これまで知ることのできなかった遺跡の謎や、そこで栄えた文化や文明の英知が最新の映像技術によって解明される「アジア巨大遺跡」シリーズ。NHKスペシャルならではのぜいたくさを堪能しよう。