10月14日(水)から始まる新シリーズ「相棒season14」(毎週水曜夜9:00-9:54※初回は夜8:00-10:09テレビ朝日系)。初回は2時間SP「フランケンシュタインの告白」。放送に先駆けて、杉下右京役の水谷豊と新相棒の冠城亘役の反町隆史が新作の秘密を語った。
お互い初共演ながらも、水谷は「相棒は長回しが多いので、“心が折れる”人もいるんですね。でも、ソリ(反町)は折れない。心が強いですね」と高評価。
一方の反町は「右京さんがどう事件を解決していくかが大きな楽しみですよね。僕も台本を読みながら、水谷さんならこういう芝居をするかなというイメージを作ってみるんですが、実際に芝居が始まるとイメージとは違ったものが生まれてくる。水谷さんが長年やって作り上げた芝居なんだなとあらためて実感しています」と感想を話した。
誕生から15年を迎える“相棒”に水谷は「相棒は将来に向かっての綿密な計算は何もしていないんです。常に“今”を意識しています。今、世の中で起きていることに呼応し、相棒は生きている。だから、いつもギリギリの状態。それがスリリングな緊張感となって、見る人を裏切らない作品につながっていくのだと思います」と長続きの秘訣(ひけつ)を明かした。
刑務所内で起きた事件に挑む待望の第1話について水谷は「とても面白いですよ。誰とも知らない二人が出会うわけですから。恐らく作品を見てくだされば新鮮さを感じられると思います。まず、今までと違って相棒が警察官ではない。振る舞いも違うし、警察手帳も当然持っていません。その違いを冠城君は分かっているんですね。だからとても自由奔放」と水谷が感じる冠城の印象を語った。
すると、反町も「亘は頭のいい人間。ただ、演じるに当たっては、一般的な官僚役の硬いイメージを崩したいと思っています。全体のストーリーは右京さんが追ってくれるので、自分は現場でできるだけ亘の感覚を大事にしながら会話を楽しむことに徹しています」と自身が演じる冠城と右京とのコンビネーションについて語った。
また「警視庁の人間からすると、いきなり法務省から異物が入ってくるわけです。そして、なんといっても先輩と後輩の関係がありませんからね」と水谷が冠城と他のキャラクターとの関係性について明かすと、反町も「そうですね、なので暴れまくってます」と告白した。
いよいよスタートする初回を「特に重厚な作品になっています。どう物語が進んでいくのか、台本を数回読んだくらいでは、『この先どうなるんだ?』と思うくらいに複雑で、壮大なスケールを楽しんでほしいと思います」と反町が視聴者へメッセージ。そんな反町を水谷は「ソリってこういうメッセージって得意じゃないでしょ?」と右京らしく鋭い観察眼を見せると反町は「はい」と照れ笑い。水谷は「僕もそうなの(笑)第1話はかなり面白いですね。良くできていて、法務省絡みの内容です」と見どころをアピール。
さらに水谷は「多くの皆さんからの期待は僕の耳にも届いています。その期待に応えるべく、できる限りのことをみんなでやっています。あとは皆さんがどう楽しんでくださるか。僕に心配はありませんし、皆さんの期待もきっと裏切らないと思います」と語った。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)