アップアップガールズ(仮)が10月12日、東京・AKIBAカルチャーズ劇場で「ROAD TO アプガミュージックフェスティバル」公演を行った。
'14年末に「アップアップガールズ(仮)ライブハウスツアー2014 ハイスパートキングダム」を開催したアップアップガールズ(仮)。“ハイスパート”名義のライブは2時間ノンストップという、アプガのライブの中でも最も激しさに特化したもの。
ハードコアに1年を締めくくるのがアプガ流で、11月23日(月)から始まる「アップアップガールズ(仮)ライブハウスツアー2015 ハイスパート RAVE FESTIVAL」は“RAVE FESTIVAL”としてさらに進化したものを見せるという。今回の公演は、その予告編的にノンストップ60分フルタイム戦として行われた。
ライブは「マーブルヒーロー」から勢い全開でスタートし、映像作家・ホンマカズキのVJをバックにメンバーがステージを躍動。腰を負傷している佐藤綾乃はダンスには加わらなかったものの、歌と煽りで汗を飛び散らせる。
全体的にテンポをアップした“RAVE FESTIVAL”仕様の「チョッパー☆チョッパー」「全力!Pump Up!!」などで、会場のテンションは常にマックス。また、「Up&Up!」などでポップさを見せる一方、「Starry Night」などでセンシティブなメロディーを響かせ、激しさだけでなくさまざまなシーンを歌とダンスで見せていった。
「美女と野獣」からの後半戦では、さらにボルテージが上昇。曲のテンポはグングン上がり、メンバーのパフォーマンスが激しくなるごとに観客の熱量も増していき、遂にはBPM(ビート・パー・ミニット)240というスーパーピークタイムに到達してライブはフィニッシュとなった。
メンバーはパフォーマンスを終えた瞬間にステージに倒れこむも、すぐさま満面の笑みとともに立ち上がる。佐藤が「今日は前哨戦でしたが、本番は2時間、昼夜2公演ずつ行います。未知の世界を体感したい皆さんは、ぜひ2公演来てください。私たちが未知の世界に引きずり込みます!」とファンにメッセージを送ると、会場は大歓声と大きな拍手に包まれた。
さらに、佐藤は12月31日(木)に愛知・名古屋ダイアモンドホールで行われる「アップアップガールズ(仮) CD/J 15-16 カウントダウンジャンパー!」「UMF~アプガミュージックフェスティバル~」についても言及。「今の目標の日本武道館に向けて、一歩ずつ前進できるように私たち頑張っていきたいです! '16年に向けてみんなでもっと羽ばたけるようにがんばっていきましょー!!」と意気込んだ。
また、3部構成のイベントとなっていたこの日、1部と2部の公演では当日に22歳の誕生日を迎えた森咲樹をフィーチャーした「森咲樹生誕スペシャル」を実施。フランス好きの森は「夢見るシャンソン人形」のカバーや、初のソロ曲「Mega Mori ma vie」を披露した。
■ライブ終了後のコメント
仙石みなみ:“ハイスパ”は毎年激しいんですけど、きょうは今までよりも頭のネジが2~3個外れてるんじゃないかなって思いました。曲の速さが異常になって、これ以上ないくらいの激しさになりました。本番ではいつも以上のすさまじい戦場感になることが、すでに頭に浮かんでますね。生死の狭間が見えちゃうくらい、ことしはヤバいなって。でも、ビビってはいないです。むしろ、生と死の狭間のギリギリのとこまでは行きたいので、ことしはその大チャンスかなって思ってます。
古川小夏:声の調子も完璧な状態ではなかったんですけど、そんなのも気にならなくなるくらい盛り上がっちゃいました。アプガのライブは一種の病気みたいなものなので(笑)、ついつい盛り上がってしまうんです。それも、一緒に走り抜けてくれる仲間がいるからなので、本番はもっともっとクレイジーになれると思います!
森咲樹:前哨戦をやって、'14年を上回る、ヤバいでは表せないくらいのものになりそうだなって思いました。楽しみは大きいです。疲れをお客さん、皆さんと分かち合ってすごく楽しいものになりそうです。ファンの方に「アプガ、頭おかしいね」って言われたんですけど、それはほめ言葉なので、ことしは頭がおかしいレベルを超すくらいのライブを目指します。
佐藤綾乃:今までメドレーって、ワンコーラスとかで曲が終わって次の曲に行くって感じだったけど、前哨戦では曲が入れ替わったりしていったから、いつもと違う感じの「ハイスパート RAVE FESTIVAL」になりそうだなと思いました。“ハイスパ”は騒がしい感じがあってナンボだと思うので、本番はもっと騒がしい感じになって、今までとは違う感じになりそうです。
佐保明梨:前哨戦は体力的には平気でした。勢いで踊るだけじゃなく、見せるシーンも多くて楽しかったです。クラブっぽい、みんなで乗るところも多いから、そこが'14年とは違うのかなって。ほんとすっごい楽しいので、ぜひたくさんの方に遊びにきてもらいたいです。
関根梓:今回は今までとは違う、曲の速度をとにかく上げるっていう新しい攻撃の仕方をしてみたところ、「最高過ぎる」ってかなりの方が言ってくれて、アプガファミリーは受け入れてくれたんです。「ハイスパート RAVE FESTIVAL」ではきょうよりもっとすごい、もう頭がおかしくなっちゃうくらいのライブをしたいと思います。
新井愛瞳:正直、きつさもあったんですけど、元気な状態なら全員が元気に倒れ込まずに終われると思います。ほんと、本番がどうなるかが楽しみです。激しくて怖そうって人もいると思うんですけど、普通に見てもらっても全然いいですし、うちらと一緒に踊ってもらってもいいですし、フェスティバルなので皆さんの好きなように自由に楽しんでほしいです。
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