F1の100倍の熱さ?「フォーミュラE」来週開幕!

2015/10/16 20:35 配信

芸能一般

「フォーミュラE」開幕前、片山右京と鈴木亜久里がコメントを発表した(C)テレビ朝日

10月24日(土)に開幕するFIA(国際自動車連盟)管轄の電気自動車によるフォーミュラカーレース「FIAフォーミュラE選手権」。その開幕戦となる中国・北京大会を、CSテレ朝チャンネル2がフリー走行、予選、そして決勝まで放送し、テレビ朝日とBS朝日でハイライト放送することが分かった。

フォーミュラEは、昨年9月に第1シーズンが開幕して以来、電気エネルギーのペース配分が勝敗を分ける高い戦略性と、全コース市街地レースならではの激しいクラッシュなど、スリリングなレースが展開されてきた。

昨シーズンの記念すべき初代ドライバーチャンピオンシップに輝いたのは、ネクストEV TCRのネルソン・ピケJr.。2日間のダブルヘッダーで行われた最終戦の第11戦イギリス・ロンドン大会では、セバスチャン・ブエミを「わずか1ポイント」上回るデッドヒートを制して栄冠を手中に収めた。

昨シーズン第4戦のアルゼンチン大会で1勝を挙げるなど、2ndシーズンの今季も期待が集まる日本の鈴木亜久里(チームアグリ プレジデント)は、ことしもチームを率いてフォーミュラEに参戦。ドライバーも初優勝時のアントニオ・ダ・コスタと2シーズン目も再び契約することが決定している。

ダ・コスタは「(開幕戦)北京大会が待ち切れない。本当にうれしいね。チームは大きく前進している。結果を出す準備は整っていると信じている」とコメント。一方、鈴木は「昨シーズンはブエノスアイレスでの優勝に立ち会えなかったので、ことしの初勝利ではチームと一緒に祝いたいね」と、期待をのぞかせた。

ことしからは各チーム、ワンメイク(全チーム同じ車)ではなくなり、マシンが改良可能に。さらに、予選のレギュレーション、ファンブーストも異なるなど、「変化」が大きいシーズンとなりそうだ。

そんな熱いシーズンの幕開けに先立ち、元F1ドライバーで今シーズンも解説を務める片山右京と鈴木が対談を行った。

片山「1stシーズンを戦ってどうでした? 僕はあんなに激しいレースになるとは思っていなかったです」

鈴木「プレシーズンのイメージでいたけど、ガチのレースでお客さんも多く入って大成功だと思うよね。スピードはF1より遅いけど、バトルの熱さはF1の100倍くらいじゃない(笑)」

片山「亜久里さんのチームは、基本的に昨季と同じ車を使用するんですよね。改良しているチームは、テストでトラブルが発生しているようだし、シーズン序盤はチャンスがありそうですね」

鈴木「レースはふたを開けてみないと分からないけど、バッテリーは一緒だから、コンサバ(保守的)でも大丈夫かなと思うよ」

片山「改良してスピードが出せても、バッテリーを使い過ぎたら持たないですからね。今季の目標はいかがですか?」

鈴木「シーズンというよりは、一つずついいレースをやっていきたい。やっぱり積み重ねだからね。1年目の経験を生かして、2年目を頑張っていきたいね」

片山「正直言って、『フォーミュラE』がこんなにレベルの高いレースになるとは思っていなかったし、ドライバーも個性のある顔触れがそろっているので、今季も熱きバトルが多く見られるといいですね! 頑張ってください」

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