毎週月曜夜10時から放送中の「プロフェッショナル 仕事の流儀」(NHK総合)。来年放送10周年を迎えるのを記念して、10月26日(月)から2週にわたって特別企画を送る。
第1弾では、ナインティナインの岡村隆史がリポーターとなって、プロフェッショナルから仕事の流儀を聞き出す。岡村が会いに行くのは歌舞伎俳優・坂東玉三郎や、“奇跡のリンゴ”で知られるリンゴ農家・木村明則氏ら。
当代きっての女形で人間国宝の玉三郎からは芸道を学ぶ。玉三郎が舞台に咲かせる美も、岡村が追究する笑いも、生み出した瞬間に消えていくもの。その一瞬のために“暗い”と言われるほど悩みぬくという二人は、ゴールのない芸道を歩む覚悟について語り合う。
木村氏から学ぶのは、“生き抜く力”。不可能と言われたリンゴの無農薬栽培成功の裏には、10年にわたる収入ゼロの生活があった。雑草を食べて飢えをしのぐも、やがて限界を迎え自殺を図ったという木村氏。壮絶な体験を経て、ある種突き抜けた境地に達した彼の言葉から、岡村は人間の強さや誇りを感じ取る。
さらに、岡村は来年の大河ドラマ「真田丸」の題字を手掛けた左官職人・挾土(はさど)秀平氏を訪ねる。「芸人になっていなければ、こういう職人になりたかった」と憧れを明かす岡村は、挾土氏の工房で土壁塗りを体験。感覚を研ぎ澄ませ、緻密な作業を行う挾土氏は、岡村と「臆病でなければ良い仕事はなせない」など互いの仕事の流儀をぶつけ合う。
ロケ前の岡村は、「今後、芸人としてどう進むのかと問われた時に、(その答えに)まだまだ確信が持てない。それは40歳で休養したころから考えている。今回はさまざまな職種のプロに触れることで、スイッチをバシッと入れたいと思います」とコメント。岡村はプロフェッショナル達との邂逅(かいこう)を経て、何を思うのか!?
さらに、次週11月2日(月)の放送では、番組主題歌「Progress」を歌うスガシカオの新曲制作現場に密着する。
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