壇蜜が熱弁!「芸人は、スーツじゃなきゃイヤ」

2015/11/02 18:10 配信

バラエティー

大好きな欽ちゃんとお笑いをテーマに話が尽きなかった出演者たち。左:大谷ノブ彦 中央:壇蜜 右:三宅恵介 (C)東北新社

CSチャンネル ファミリー劇場で11月12日木)より「燃えよ欽ちゃん」が放送される。6週に渡って放送されるこの番組は、同日よりオンエアの「欽ドン!良い子悪い子普通の子」に合わせて制作され、“視聴率100%男”といわれた欽ちゃんこと萩本欽一が現在に至るまで、テレビに与えた影響を改めて検証していくオリジナル番組だ。

収録が行われたのは、レトロな佇まいが印象的な喫茶店。大のお笑いマニアで、欽ちゃんを崇拝しているマスター、ダイノジ大谷ノブ彦が番組の進行を務める。ゲストは壇蜜と「オレたちひょうきん族」などのディレクター三宅恵介で、欽ちゃんの伝説や功績、日本のバラエティー番組の歴史にフォーカスしていく。

1960年から70年代にかけてのバラエティー番組は、脚本至上主義。そこに風穴を開けたのはコント55号によるアドリブ連発、何が起こるか予測が出来ない“ドキュメンタリーなお笑い”だった。このお笑いは、その後のバラエティー番組に影響を与えた。

収録中、大谷は「若手芸人時代、影響を受けた番組の背景には必ず欽ちゃんを感じる」と自分がいかに欽ちゃんをリスペクトしているかを語った。番組の制作側である三宅は「大将(欽ちゃん)は、テレビにおいて凄い戦略家でした。“欽ドン”の時は、視聴者がチャンネルを回した時に手が止まるように、客席にマイクを置いて、笑い声を大きく拾って放送していたんです」と当時の番組の裏話を披露。また、「お笑いは、コンテストで順位をつけても1位が必ず面白いわけではありません。順位に惑わされず、視聴者には自分の好きな芸人さんのネタを楽しんでもらいたいと思います」と作り手ならではの、お笑いに対する熱いトークが繰り広げられた。

そんな中、壇蜜は「芸人さんのスーツ姿がたまらない。ステージの上で、セレモニー感が出るから好き」と独自の目線で話し始めた。「スーツを着ると何か特典があるの?」と大谷が返すと、「迷わず、家の中に招き入れます」とサービス精神満載に即答した。

現在もバラエティー番組を牽引し続ける“お笑いBIG3”の存在、90年代から台頭したウッチャンナンチャン、ダウンタウンが作り出したお笑いに、欽ちゃんはどんなインスピレーションを与えたのか。11月12日(木)からの放送で明らかになる。