壇蜜「だめんず好き?」に「もう支える体力がない」

2015/10/30 17:50 配信

芸能一般

「歴史秘話ヒストリア」の試写会に登場した相島一之(左)と壇蜜(右)

11月11日(水)に放送となる「歴史秘話ヒストリア『あなたはボクの女神様!~文豪・谷崎潤一郎と女たち~』」(NHK総合)の試写会が行われ、再現ドラマで谷崎潤一郎を演じた相島一之と、谷崎の妻・松子を演じた壇蜜が登壇した。

「歴史秘話ヒストリア」は、歴史的な事件や人物の知られざるポイントにスポットを当てる歴史情報番組。今回は、谷崎の没後50年にちなみ、彼の創作の源となった女性たちとのエピソードを紹介する。

会見では、谷崎が、のちに妻となる松子(当時は人妻)を女主人に見立て、自分は奉公人になりきって接するシーンが話題に挙がった。谷崎はその関係性をヒントに「春琴抄」を書き上げたが、木道壮司チーフ・プロデューサーは谷崎を「頭のいい変態」と表現。そのキャスティングに頭を悩ませたことを明かした。

そんな谷崎役の相島は「自分自身、多少変態的な要素があるので、演じるのに苦労はありませんでした」と断言。「それよりも、ちゃんと“作家”になりたかった。自分自身かつて作家を目指したので、昔の作家を演じることはテンションが上がった」と満足気な表情を見せた。

谷崎文学を愛読しているという壇蜜は、「『僕も違う誰かになるから、君もまた…』というのは、心のコスプレが上手というか、相手の人格の可能性を引き延ばすことに長けていたんだと思います。また、女性を『女神様』と自分の生きる指針に見立てる姿は、ロマンチストだなと感じます」と谷崎の魅力を語った。

さらに、相島は、義理の妹や人妻という背徳的な恋に傾倒した谷崎の生き方について「基本的には、多くの男性は女性が好き。普通は理性でその本能を押さえるんですが、谷崎は本能のまま行動することに迷いがない。芸術家として生きるために、あえて本能に火を付けていったのではないか」と分析して見せた。

会見の終盤には、「壇蜜さんは、だめんずは大丈夫(なタイプ)ですか?」と相島から壇蜜へ、突然の質問が飛び出した。

壇蜜は「自分で靴下も履けないような人でも、仕事をしてるだけで十分です」とコメント。続けて「口ばっかりのだめんずでも?」と聞かれると、「昔はそれでも支えられたんですけど、今はその体力がないんです」と答え、会場を沸かせていた。

相島、壇蜜が出演する「歴史秘話ヒストリア」は、11月11日(水)夜10時からNHK総合にて放送。

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