小泉孝太郎と吉田秀彦が日本柔道に熱血アドバイス！

テレビ東京系で12月4日(金)～6日(日)に放送される「リオデジャネイロ五輪代表選考会『柔道グランドスラム東京2015』」の会見が行われ、小泉孝太郎、吉田秀彦、秋元玲奈アナ、テレビ東京の公式キャラクター・ナナナが出席した。

「柔道グランドスラム東京」は国際柔道連盟が主催するワールドツアーの大会で、日本では毎年行われる唯一の柔道の国際試合。世界ランキングのポイントも高く配点されているため、世界中の強豪が集い、番組キャッチコピー「世界で一番、強くなる。」の通り、世界一を決める大会と位置付けられている。

日本代表選手は11月8日(日)の講道館杯後、全日本柔道連盟強化委員会が行われた後に発表される予定。ことしは'16年リオ五輪の代表選考会を兼ね、日本人選手の活躍が例年以上に注目される。

6年連続でメーンキャスターを務める小泉は「夏の世界選手権でも日本人選手が躍進し、日本柔道界の空気は良くなっている。層が厚くなっていますよね。ラグビーワールドカップや体操など、日の丸を背負う人たちの明るい話題も続いていますし、ワクワクしています」と好成績を期待。

その一方で「代表選考会ということで、去年にはない緊張感も感じています」と率直な思いを口にした。

小泉は注目選手を聞かれると「男女ともいい選手がたくさんいるからなあ…」と悩みつつ「('12年)ロンドン五輪で女子48kg級代表に選ばれなかった浅見八瑠奈選手。キャスターをしなければ分からなかった裏側を見ているので、復活を懸けてどのような試合を見せてくれるのか注目したい」とコメント。

そんな小泉を、同じく6年連続でゲスト解説を務める吉田は「小泉さんは忙しいのに本当によく勉強されていて、この6年間で柔道の技や選手をたくさん覚えてくれました」と絶賛。想像していなかった“べた褒め”に小泉は照れくさそうに笑顔を見せた。

吉田は「やはり柔道といえば重量級ですから、'14年の世界選手権で2位になった(100kg超級の)七戸龍選手らに頑張ってほしい。ただ、原沢(久喜)選手などの若い選手の活躍もあり、誰が優勝するか分からない」と男子重量級の混戦を予想した。

小泉から「秋元さんの注目選手も聞いてみたいな！」と話題を振られた秋元アナは「男子73kg級の大野将平選手。ことしの世界選手権では金メダルを獲得していますし、豪快に立ち技から一本を取る美しい柔道は海外にもファンが多くいるんです！　ラグビーの五郎丸(歩)選手がブームになってますが、大野選手も負けない格好良さがあると思います！」と熱弁。

秋元アナの情熱に小泉と吉田は「思い入れがすごい…」と驚きを隠せない様子だった。

また、出場選手へのアドバイスを求められると小泉は「僕なんかがアスリートに助言するなんて恐縮です」と前置きをしながら「大勢の人に囲まれる撮影現場に入るのは選手の心理と共通しているかも。心掛けているのは、自分の間(ま)を作ること。

五郎丸選手のルーティーンワークも自分の世界に入り込むためだと思うんです。最初に自分の時間をつくっておくと平常心になれる」と“小泉式ルーティーン”を披露。

吉田は「僕は(ルーティーンは)何もしてないですよ！」と意外な回答。「開き直りが大事。僕が金メダルをとった('92年)バルセロナ五輪では、優勝を期待されていた(95kg超級の)小川直也が負けてしまって柔道チームに悪い空気が流れていたけど、『俺が勝って目立ってやろう！』と開き直りましたから」とエピソードを明かし、後輩たちへエールを送った。

さらに、会見では12月4日(金)の放送でスペシャルゲストとしてオリンピック3連覇の野村忠宏が登場することが発表された。