倉木麻衣が大阪駅で“思いがけない”サプライズライブ

2015/11/02 17:51 配信

音楽

JR大阪駅でサブライズLIVEを行った倉木麻衣(写真中央)ら

11月1日、シンガー・ソングライターの倉木麻衣が、JR大阪駅・時空(とき)の広場特設ステージで行われた「あしたセレンディピティLIVE」と題したライブにサプライズ出演した。

同ライブは、“JR西日本山陽新幹線全線開業40周年”を記念した関西ブランディングプロモーションの一環として開催。

すてきな偶然で出会ったり、思いがけない予想外のものを発見したりするという意味が込められる“セレンディピティ”という名の通り、たまたまこのタイミングで通りかかった人たちが思いがけずライブを堪能した。

そこでは、国内外のさまざまなダンスイベントでの受賞歴があり、テレビ、CM、各種ショーなどから多数のオファーを受ける日本を代表するダンサー・黄帝心仙人と、アニメーションダンスユニット・タイムマシーンが「新幹線でのセレンディピティな旅」をテーマに、アニメーションダンスを披露。

黄帝心仙人らのバックに映し出される映像とダンスは新幹線の車内をイメージしたものとなっており、車掌が現れて乗客が徐々に席に着いていく演出に。その乗客の一人として中央の席に座ったのが、スペシャルゲストの倉木だった。

集まった観客が倉木の姿を見つけると、大きなどよめきが起こった。そして倉木は軽快に同キャンペーンのイメージソングにもなっている「Serendipity」が流れる中、ゆっくりと立ち上がって歌いだす。

歌いながらアニメーションダンスと絶妙に連動していくステージを繰り広げ、まるで人形を操るかのようなしぐさで乗客に扮(ふん)したダンサーたちを操っていく倉木とダンサーたち。

ステージ上の新幹線車内が「セレンディピティ」の魔法に掛かったような演出で、JR大阪駅を圧巻のパフォーマンスが彩り、印象的な振り付けとともに倉木とダンサーの一体感が増すサビが繰り返された。そんなキラキラ輝くステージで、観客の表情がみるみる幸せに包まれていく。

大歓声で迎えられた倉木は「黄帝心仙人さんとのコラボレーションは楽しみにしていたのですが、思った以上にクリエーティブでアーティスティック、そしてメッセージ性がある振り付けでとっても感動しました」と、あいさつした。

彼女の一言一言に歓声が上がる中、倉木は続いて代表曲の「Love, Day After Tomorrow」や「always」を披露。ライブでも定番のナンバーが流れると、フリースペースの観客は騒ぎを聞きつけどんどん膨れ上がる。

そして「always」において、頭上で大きく手を左右に振るサビ部分が繰り返され、曲がいよいよエンディングを迎えると会場のボルテージは最高潮に。

興奮が冷めやらぬ中、MCが登場し、倉木と黄帝心仙人へインタビューが行われた。印象的な「Serendipity」のサビの振り付けについての質問では、黄帝心仙人が「セレンディピティバードの動きと新幹線の流線型をイメージして振り付けをしました」と答えると、観客は興味津々で聞き入っていた。

そこで「せっかくなので…」と、サビ部分の振り付けレクチャーが始まり、参加者は楽しそうに振り付けに挑戦。また、「あしたセレンディピティ」キャンペーンコラボカフェの特別メニューを前日試食していたという倉木は「どれもとってもおいしくて驚きました」と絶賛した。

さらに、「最近あったセレンディピティは?」という質問には、倉木は黄帝心仙人との意外な接点を明かし、「今回の共演はまさにセレンディピティでした」と笑顔を見せた。

トークも盛り上がる中、MCから「ご来場の皆さんにサビのダンスを覚えていただいたので、『Serendipity』をもう一度聴いてみたいですよね?」という提案があり、大きな歓声と拍手を受けて倉木はこの日2度目の「Serendipity」を熱唱。

どんどん盛り上がる倉木らのパフォーマンスに、広がった人の輪は約1000人に膨れ上がり、突如行われた夢のようなステージは終了した。

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