“日本一監督”工藤公康「緊張して腕を組めなかった」

2015/11/03 05:00 配信

芸能一般

「中居正広のスポーツ!号外スクープ狙います!」第4弾に出演する工藤公康監督(C)テレビ朝日

11月3日(火・祝)に放送される、中居正広がMCを務めるスポーツバラエティー特番「中居正広のスポーツ!号外スクープ狙います!ラグビー選手も羽生選手も侍ジャパンも秘蔵映像見せまくりSP」(テレビ朝日系)で、日本シリーズで2年連続日本一に輝いた福岡ソフトバンクホークスの工藤公康監督が緊急出演することが分かった。

「世界野球WBSCプレミア12」のサポートキャプテンを務める中居との対談が実現した。

中居から「監督と選手という関係ではなく先輩・後輩みたい。その距離感が独特。選手に近い間隔で接していたのかな」と、監督評を聞かされた工藤監督は「自分が選手時代の広岡(達朗)監督、森(祇晶)監督、王(貞治)監督などは落ち着いた雰囲気を持った監督でしたが、自分はキャラが違う。(落ち着いた感じを)演じても逆に変なので、素の自分で行くことが大事だと思いました」と持論を展開した。

それでも“先人たち”の一部は積極的に取り入れたと、王監督のエピソードを紹介。「王監督は監督室の扉を常に開けておくから、何かあったら相談に来なさいと言ってくれていた。そういう野球のことだけでなく、プライベートのことも含めて“話を聞いてあげる”という姿勢は自分には勉強になりましたね」と振り返る。

また、監督として自分が王監督から聞いた言葉を選手に言うこともあるんだそう。そんな工藤監督の選手との距離を縮める工夫に中居も感心しきりで、「野球人に限らず、組織の中で上に立つ人間にとっては、何でも話せる環境を作るということは大事なことですね」と、勉強になったようだ。

今回の日本シリーズでは、4勝1敗と圧倒的な強さを見せつけて日本一を達成したソフトバンク。「シリーズの勝敗を分けたポイントはどこに?」と、中居は工藤監督にズバリ勝因を尋ねる。

野球少年のようなまなざしで見詰められ、工藤監督は「振り返れば、第1戦で松田(宣浩)選手会長の先制ホームラン。彼が打ってくれたことが大きいですね。あれでもう緊張感が一気にフッとほどけたので。それまではガチガチなところも見えたんですね。それがあのホームランで緊張感がなくなり、連打が出たので、あの1本は本当によく打ってくれたと思います」と、選手会長の功績をたたえた。

選手が緊張していたという工藤監督の言葉に、中居は「監督も緊張していました?」と質問すると「緊張していました」と、工藤監督は即答。

「本当ですかぁ?」とすぐさま疑って掛かる中居は「試合中の監督の喜怒哀楽の表情が余裕というか、ユニークだったので、選手たちに緊張するなと間接的に伝えていたのか、と思いました」と中居なりの見解を明かす。

しかし、「ずっと太ももの上で手を動かして手のひらの汗を拭いていた」「腕を組むと5回ぐらいで脇の下に汗を感じて。腕を組めなくて腕を下に降ろしていました」と工藤監督は意外な裏話を告白した。

これには中居も「それじゃ選手たちにバレるじゃないですか」と驚きつつ大笑いしていた。

野球を愛し、今回の日本シリーズも熱心に観戦してきた中居が工藤監督から聞き出したプレミア感たっぷりの“スクープ”を聞き、間近に迫った日本代表の試合を応援しよう。